Dreamcastソフトウェア作成基準
               

Dreamcastソフトウェア作成基準/Ver.1.00J


3.ゲーム開始までのシーケンス

 

Dreamcastのブートロムにおいて、「オートローディング」という設定項目があります。「オートローディング」がONになっていた場合、(出荷時デフォルトはON)ブートロムのメニュー(サターンでいうマルチプレイヤー画面)を経由せず、ディスクチェック(Dreamcast専用ディスクであるかどうかのチェック)へ進むようになっています。

また、「オートローディング」がOFFの場合でも、電源投入時にディスクドアが閉められていた場合には、同様になります。

以下に、セガブランドの場合を例に標準的なシーケンスを図示します。

 

3.1 タイトル表示とデモンストレーション

注:デモンストレーションがタイトル画面の後になっていますが、アニメーション原作などのムービーを使用したデモの場合タイトルの前にくることが多く、その場合は「デモンストレーション」→「タイトル画面」の順序でもかまいません。

 

注:ソフトリセットでブートロムのメニュー(サターンでいうところのマルチプレイヤー画面)へ進んだ場合は、オートローディングがONでもそのままオートローディングは始まらず、メニュー画面での操作を待ちます。

 

注:オートローディングがONの時、ディスクが挿入されCDドアが閉められた後で、ゲームスタートを実行せず強制的にブートロムのメニューへとぶ方法(ボタンの組み合わせ)はありません。

 

3.1 アプリケーション立ち上げ直後の音声出力設定

◇推奨:アプリケーションが起動した直後(タイトルループの開始前)には、ステレオ/モノラルの出力設定を本体ブートロムの設定値に合わせて変更してください。

4. オプションの項目を持たない場合も、アプリケーション内部にはステレオ/モノラルの区別を持ち、アプリケーション側で本体ブートロムの設定値に合わせて設定(変更)してください。

 

3.2 アプリケーションの立ち上げ(1streadファイル)

特に何秒という規定はいたしませんが、アプリケーションの起動は、なるべく短時間で済むようにしてください。

例)

・タイトル画面を表示するために必要なファイルを、むやみに分散させない。
→(ディスクアクセスの効率化の為)

・その上で、ファイルサイズは小さい方が望ましい。
→(ロード時間の短縮)


               
Dreamcastソフトウェア作成基準


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