第5章 環境変数と予約語ファイル |
MS-DOSで環境変数の設定を行うにはSETコマンドを使用します。SETコマンドの詳細は、MS-DOSのマニュアルやヘルプを参照してください。
C> SET CHIPNAME=LC868700![]()
M86Kでは、次の環境変数を必要に応じて参照します。
予約語ファイルの検索パスとして使用しています。予約語ファイル、およびその検索アルゴリズムについては「5.2 予約語ファイル」を参照してください。
アセンブル対象のチップ名を定義します。CHIP疑似命令がソースプログラムに記述されていると無視されます。ただし、CHIP疑似命令で指定されたチップ名と本環境変数でのそれが一致しない場合は、警告メッセージを発生します。CHIP疑似命令の記述がないソースのアセンブル時に参照されます。
予約語ファイルの格納先のディレクトリ、およびファイル名を定義します。なお、この環境変数で指定されるファイル名にデフォルトのファイル名拡張子はありません。ドライブ名とパス名を必要に応じて、ファイル名と拡張子は必ず指定してください。
M86Kがアセンブル作業の途中で動的に割り付ける作業用メモリがメインメモリに入りきらなくなり、EMSメモリが実装されていないか、あるいはそれも使い果たしてしまった場合に、一種の拡張メモリとして使用される作業ファイルの名前を指定します。ドライブ名およびパス名を含めて指定することができます。
M86Kが作業ファイル(前述の「M86KWORKFILE」を参照)を作る必要があって、かつ環境変数M86KWORKFILEが定義されていない場合は、この環境変数で指定されるディレクトリに作業ファイルを作ります。また、この環境変数も定義されていなければ、カレントディレクトリに作業ファイルを作ります。いずれの場合も、ファイル名は“M86KWORK.TMP”に固定されています。
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