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ビジュアルメモリ チュートリアル
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はじめに |
弊社のハードウェア用アプリケーション開発にご協力いただき誠にありがとうございます。
本書は、ソースコード書き方からツールの組み合せかた、ビジュアルメモリへのプログラムの転送、Dreamcastの起動画面との連携についてをまとめたものです。
Dreamcastとの連携は、インフォメーションフォークと呼ばれるデータ構造を用いて図ります。また転送ユーティリティの起動や操作方法についてもまとめてあります。
ソースコードを書きはじめる際の注意事項や、最終的にビジュアルメモリに転送するバイナリファイルを生成するまでに使うさまざまなツールの組み合せ方を解説しています。
開発の大きな流れをこの章でつかんでください。
Dreamcastの起動画面と連携を取るためにしなければならないこと、起動画面の説明、実現する為の手段やファイル構造などについてを説明しています。
PCからDev.Boxを経由してビジュアルメモリへプログラムを転送する方法や、ツールの起動方法、そして操作方法を説明しています。
SEGA、ドリームキャスト、Dreamcast、ビジュアルメモリは、株式会社セガ・エンタープライゼスの商標です。
Microsoft、Windows、WindowsCEロゴは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
その他、本文中に記載する製品名は、一般に開発メーカーの商標または登録商標です。なお、本文中ではTMよび(R)マークは明記しておりません。
1998年11月30日 初版発行
Copyright (C) 1998 株式会社セガ・エンタープライゼス
Copyright (C) 1998 ASCII Corporation
編集・製作 株式会社アスキー AAP書籍編集部
他のマニュアルとの関係 |
ビジュアルメモリのハードウェアとシステムBIOSの仕様をまとめた技術資料です。巻頭の概要編には、ビジュアルメモリのスペックを簡単にまとめたものを掲載しています。
ゲームデザイン担当の方は概要編を、プログラム担当の方は全般をご覧ください。
ビジュアルメモリに搭載されている三洋電機社製LC86700用のアセンブラ、リンカ、ライブラリマネージャ、ビジュアルメモリ用の実行ファイルを作成する“E2H86K.EXE”のインストールから使い方までをまとめたマニュアルです。また、LC86700の命令セットやアセンブラの文法についても解説しています。
ビジュアルメモリシミュレータをはじめとしたビジュアルメモリSDKのインストール手順は、こちらをご覧ください。
ビジュアルメモリの動作をソフトウェアにてエミュレーションする「ビジュアルメモリシミュレータ」を解説しています。
Dreamcastからビジュアルメモリへのデータやプログラムを転送したり、Dreamcastコントローラに接続したビジュアルメモリのLCDに画像を表示させる場合などは、このマニュアルを参照してください。
Dreamcastのゲームデータをビジュアルメモリに読み書きする場合は、Shinobiライブラリのバックアップ関数をご覧ください。
制限事項 |
Memory Card Utilityでは、RS-232Cリバースケーブル、Windows用の通信ソフトを必要とします。これらは、弊社のSDKには付属しておりませんので、別途ご用意ください。
なお、Memory Card Utilityは、Dev.BoxのSET 5.2X以上でのみ動作します。SET 5.1X以前のDev.Boxでは動作しませんので注意してください。
また、実行にあたってCodeScapeとGD Workshopが必要になります。こちらは、Dreamcast SDKに付属しておりますので、あらかじめインストールを行ってください。
テクニカルサポートご案内 |
開発にあたって技術的なご質問や装置の不具合、またマニュアルの不備や装置の故障などがございましたら、下記連絡先までご一報ください。
株式会社セガ・エンタープライゼス
テクニカルサポートセンター
〒144-8531 東京都大田区羽田1-2-12
電 話:03-5736-7355
FAX:03-5736-5357
E-mail:katana@sft.sega.co.jp
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