第8部 コーディング編

ここでは、アセンブラの文法やアセンブラ疑似命令、LC86Kの命令セットについて説明しています。

第20章 アセンブラの文法

ソースファイルは、1行につき(行末のCR、LFを含んで)511文字までの長さの文字列です。また、ソースプログラム内で定義されるシンボル(ラベルやマクロの名前など)以外の英文字には、大文字/小文字の区別はありません。たとえば、Nopとnopは共にNOP命令を表すニモニックとして認識されます。また、ラベルなどのシンボルも、アセンブラオプション−Iが指定されていれば大文字/小文字の区別をしなくなります。


20-1 ステートメント


ステートメントは、アセンブル時に作成すべきオブジェクトコードを定義するニモニック、オペランド、およびコメントを組み合わせたものです。ソースコードの1行が、1個のニモニックに相当します。また、複数行にまたがるステートメントは認められません。各ステートメントは、次に示す4種類のフィールドから構成されます。

[label:] [operation] [operand] [;comment]

00200.gif
注意

[]で示したデータは省略可能なものを示します。


[]   [INDEX]   []

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