Dreamcastソフトウェア作成基準/Ver.2.00J

3.ゲーム開始までのシーケンス

Dreamcastのブートロムにおいて、「オートローディング」という設定項目があります。「オートローディング」がONになっていた場合、(出荷時デフォルトはON)ブートロムのメニュー(サターンでいうマルチプレイヤー画面)を経由せず、ディスクチェック(Dreamcast専用ディスクであるかどうかのチェック)へ進むようになっています。
 
また、「オートローディング」がOFFの場合でも、電源投入時にディスクドアが閉められていた場合には、同様になります。
 
以下に、セガブランドの場合を例に標準的なシーケンスを図示します。
 

  

 

3.1 タイトル表示とデモンストレーション

注:デモンストレーションがタイトル画面の後になっていますが、アニメーション原作などのムービーを使用したデモの場合タイトルの前にくることが多く、その場合は(5.2.2)、また可能であれば(5.2.1)のシーケンスを参照して下さい。

なお、タイトルループ内の、タイトル画面、ロゴ表記についてのシーケンスは、5.ロゴを参照して下さい

  

注:ソフトリセットでブートロムのメニュー(サターンでいうところのマルチプレイヤー画面)へ進んだ場合は、オートローディングがONでもそのままオートローディングは始まらず、メニュー画面での操作を待ちます。

  

注:オートローディングがONの時、ディスクが挿入されCDドアが閉められた後で、ゲームスタートを実行せず強制的にブートロムのメニューへとぶ方法(ボタンの組み合わせ)はありません。

  

 

3.1 アプリケーション立ち上げ直後の音声出力設定

■必須:アプリケーションが起動した直後(タイトルループの開始前)には、ステレオ/モノラルの出力設定を本体ブートロムの設定値に合わせて変更してください。

9.オプションにサウンド出力項目を持たない場合も、アプリケーション内部にはステレオ/モノラルの区別を持ち、アプリケーション側で本体ブートロムの設定値に合わせて設定(変更)してください。
 
なお、ステレオ/モノラルの出力設定は、ドリームキャスト本体に保存されるため、メモリーカードには絶対に保存しないでください。詳細は9.2オプション項目の設定保存を参照して下さい。

  

 

3.2 アプリケーションの立ち上げ(1streadファイル)

特に何秒という規定はいたしませんが、アプリケーションの起動は、なるべく短時間で済むようにしてください。以下に対応例をあげておきます。
 
・タイトル画面表示に必要なファイルを、むやみに分散させない
   →(ディスクアクセスの効率化の為)
 
・その上で、ファイルサイズは小さい方が望ましい
    →(ロード時間の短縮)


               
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