GD Workshopには、GD-ROM上のエラーがどう影響するかをテストするために、3種類のエラーが用意されています。
![]() ゴールドマスターGD-Rを書き込む前に、必ずすべてのエラーがオフになっていることを確認してください。 |
ハードエラーとはGD-ROMのメディアに欠陥があるかキズが付いていることです。GD Workshopでは破損データを含めたいファイルのセクタを指定してやることで、実際にハードエラーがあるかのようにGD-Mが動作します。
ハードエラーを指定するには、次のようにします。
ハードエラーを含むファイルには、ツリーの中に
のマークがつきます。ハードエラーは、エミュレーションの開始前または途中で、[Control]ツールバーの
ボタンをクリックしてオン/オフを切り替えることができます。
エミュレーションの間、エラーは警告メッセージとしてログに表示されます。警告メッセージは、エラーのためにデータを取り出せなかったセクタの数を知らせます。
![]() エミュレーションの途中でハードエラーをオンにしても、エラーはすぐに現れない場合があります。これは、エミュレータから読み込まれたデータが、既にキャッシュに入っているからです。キャッシュサイズよりも大きく、いくつものハードエラーを持ったファイルであれば、次の読み出しコマンドの後で、エラーが表示されます。 エミュレーションを開始する前にハードエラーをオンにした場合は、追加したすべてのハードエラーが発生します。 |
ソフトエラーはGD-ROM全体を構成している正常なセクタの中に、ある一定の割合で不良セクタが含まれているというものです。ソフトエラーを挿入するには、GD-ROM全体に対して、正常なセクタと不良セクタの比率を指定します。ここで指定した割合にしたがって、GD Workshopはソフトエラーをランダムに挿入します。
ソフトエラーを指定するには、次のようにします。
たとえば、[1 in 100]を選択すると、正常な100セクタごとに、不良セクタが1つ挿入されます。
ソフトエラーは、エミュレーションの開始前または途中で、ドロップダウンボックスを使用してオン/オフを切り替えることができます。
エミュレーションの間、エラーは警告メッセージとしてログに表示されます。警告メッセージは、エラーのためにデータを取り出せなかったセクタの数を知らせます。
![]() エミュレーションの途中でソフトエラーをオンにしても、エラーはすぐに現れない場合があります。これは、ソフトエラーをオンにする前のデータが、既にキャッシュに入っているからです。キャッシュのサイズよりも大きく、ソフトエラーの割合がある程度高ければ、次の読み出しコマンドの後で、エラーが表示されます。 エミュレーションを開始する前にソフトエラーをオンにした場合は、挿入したすべてのソフトエラーが発生します。 |
ナッジエラーはGD-ROMの再生中に何かがGD-ROMドライブにぶつかったときに発生するエラーで、GD Workshopではそれをエミュレートします。
ナッジエラーを挿入するには、GD-ROMをエミュレートしている途中で、[Control]ツールバーの[Nudge]ボタンをクリックするか、キーボードの[N]キーを押します。
![]() エミュレーションの途中でGD-ROMをナッジしたときに、エミュレーションから読み込まれたデータが既にキャッシュにあると、エラーが現れない場合があります。キャッシュが空のときにナッジすると、エラーがログに現れます。これは、本物のGD-ROMドライブのメカニズムと同じ動作です。 |
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