3-5 DscToNj |
SOFTIMAGE 3Dのシーンファイル(.dsc)からNinja形式のデータを出力する「NinjaExport for SOFTIMAGE 3D」のコマンドライン版コンバータです。大量のファイルの一括変換、プログラマ用として利用します。
SOFTIMAGE 3DがインストールされているSGI
現在、SOFTIMAGE 3D 3.8(SGI mips2用)に対応しています
![]() DscToNjはバックグラウンドでSOFTIMAGEを実行します。 必ず、SOFTIMAGEがインストールされている環境でご使用ください。 |
DscToNj [-rs
-rs or resourcepath :リソースのパスを指定します。(省略可)
-db or databasename :データベースのパスを指定します。
-sc or scenename :シーンファイル(.dsc)名を指定します。
※コマンドの書式について
[ ]で括られたコマンドは省略できます。
システム環境変数に、ツールのPathを設定した場合は、コマンド入力時にツールのパスを省略できます。(詳細はWindows,IRIXのマニュアルを参照してください。)
DscToNjは、「NinjaExport for SOFTIMAGE 3D」のコマンドライン版である為、一部説明を簡略化しています。
オプションコマンドの説明において、詳細が必要な場合は「NinjaExport for SOFTIMAGE 3D」の頁を参照してください。
また、注意事項もそちらを読んだ上で使用してください。
出力ディレクトリを指定します。
モデルファイル(.nja)を出力しません。
モデルファイルとテクスチャファイルを分けて出力します。
モーションファイル(.nam)を出力しません。
モデル階層情報ファイル(.mrs)を出力します。
モーションファイルを生成するためのMRSファイルまたは、MRSを記述しているシーンファイル(.nsc)を指定します。
記述されているパスに期待したMRSファイルが存在しない場合は、コンバートした状態を基本姿勢としてモーションファイルを出力します。
ファイル出力を行わず、指定されたコンバートオプションによるモデルのプレビューを行います。
バイナリ形式で出力します。
モデルファイルにポリゴン法線を出力します。
Diffuseの指定を無視します。
ポリゴン側の頂点色を出力します。(頂点側の頂点色は無視されます。)
テクスチャのグローバルインデックスの開始番号を指定します。
全頂点にトランス、ローテーション、スケールをかけて親子階層をなくしたデータを出力します。親子階層のない地形データなどのためのオプションです。
モデル、モーションにスケールをかけます。
キャラクターを100倍のサイズで作ってモーションの精度を確保し、最終的に100分の1にするなどのときに使います。
ベーシックモデル形式でモデルファイルを出力します。
ポリゴン側の頂点法線を出力します。(頂点側の頂点法線は無視されます。)
コリジョン用チャンクボリュームです。
三角形ボリューム(-co3)で作られるデータはモデファイアボリュームでも利用します。
(-co34)で作られるデータは接続面角度が0.1以下の三角形を四角形として出力します。
(-coS)を指定するとストリップ形式で出力します。
マテリアルを削除します。
テクスチャを指定したマテリアルを削除します。
頂点色を頂点ユーザーフラグに設定します。
ポリゴン色をポリゴンユーザーフラグに設定します。
Chunk Vertexの出力形式を指定します。
これにより、モデルの頂点に関する設定ができます。
略号の意味は以下のとおりです。
頂点法線あり
VN | 頂点法線あり。標準的な形式です。 |
VNX | 頂点法線あり。頂点法線データを削減し、データ量を少なくします。 |
D8 | 頂点法線なし。頂点カラーあり。(ARGB8888) |
S5 | 頂点法線なし。頂点カラーあり。(RGB565)頂点カラーにスペキュラーの設定を予定。 |
S4 | 頂点法線なし。頂点カラーあり。(ARGB4444)頂点カラーにスペキュラーの設定を予定。 |
IN | 頂点法線なし。処理の高速なIntensityモードにおいて頂点カラーを与えます。 |
NF | 頂点法線なし。Ninja拡張フラグ領域を持ち、機能を拡張できます。 |
UF | 頂点法線なし。ユーザフラグ領域を持ちます。 |
※略号の合わさったもの(例 VN_D8)は、頂点法線がない形式の特徴を引き継ぎながら、頂点法線を付加したものです。
出力先に同じ名前のテクスチャがあっても上書きします。
通常は、出力先に同じ名前のファイルがあると変換しません。
CROP指定を無視します。
UV値の精度(マッピングの精度)を1024段階にします。
デフォルトは256段階です。
texlistのマクロをTEXN3にします。
頂点色のアルファ値を反転して判定します。(0<->255)
これは、Softimageのバージョンにより取得できるアルファ値が反転するためのものです。
補間方法をスプライン(曲線)とします。
このオプションを指定しない場合はリニア(直線)補間です。
モーションデータをキーフレームで出力します。
このオプションを指定しない場合、全フレームを用いたモーションを行います。その場合、データ量が増える、変換時間が掛かるという不具合がありますが、より忠実なモーション情報が得られます。
上記[-key]オプションと同様ですが、スケルトンモデルのエフェクタに指定されたキーフレーム単位にモーションを出力します。
シーン別にモーションファイルを出力するために、モーションファイル名にシーン名を付加します。
モーションファイルをType Aで出力します。
総親のノードのみがTrans,Rotを持ち、他のノードはRotのみを出力するタイプです。
モーションファイルをType Bで出力します。
全ノードがTransとRotを持つ形式で出力します。
モーションファイルをType Cで出力します。
全ノードがTrans,Rot,Scaleを持つ形式で出力します。
モーションにおいてMRSファイルの値と比較圧縮を行いません。
このオプションを指定しない場合はMRSファイルの値と比較され、差がないモーションは削除されます。
モーションフレーム間の圧縮を行いません。
このオプションを指定しない場合、フレーム間の変化量が指定可能なしきい値より少ない場合はこの部分のキーフレームをカットします。
フレーム間の差のしきい値を設定します。
連続するフレーム間での差が、この値よりも小さいと同じ値として処理します。
全フレームでこの値よりも小さな変化しかない場合モーションデータはNULLになります。
前後のフレーム間でこの値よりも変化が小さい場合はキーフレームが省略されます。デフォルトは0.001です。
データ量を削減したい場合は値を大きくし、細かなモーションが必要な場合は値を小さくして精度を上げます。
モーションキャプチャ用のモーション補間アルゴリズムを利用します。
これにより不正に回転してしまう症状を改善できます。
(このコマンドの“0”は“ゼロ”です。)
3頂点ポリゴンをストリップポリゴンに変換します。
4頂点ポリゴンを3頂点ポリゴンに変換し、そのポリゴンを含む3頂点ポリゴンをストリップポリゴンに変換します。
N頂点ポリゴンを3頂点ポリゴンに変換し、そのポリゴンを含む3頂点ポリゴンをストリップポリゴンに変換します。
4とN頂点ポリゴンを3頂点ポリゴンに変換し、そのポリゴンを含む3頂点ポリゴンをストリップポリゴンに変換します。
シェイプモーションファイルを出力します。
シェイプモーションの法線情報を出力します。
texture format | twiddled(正方形の場合) |
rectangle(長方形の場合) | |
auto mipmap | ON |
dither | OFF |
alpha dither | OFF |
stride | OFF |
pixel format | RGB565(アルファ値が存在しない) |
ARGB4444(アルファ値が0から255) | |
ARGB1555(アルファ値が0または255) | |
VQ auto mipmap | ON |
-t or -twiddled | twiddled texture |
-r or -rectangle | rectangle texture |
-s or -stride | stride texture |
-v3 or -vq3 | VQ algorithm3 |
-v3a or -vq3auto | VQ and smallVQ(32x32,16x16) algorithm3 |
-sv3 or -smallvq3 | smallVQ algorithm3 |
-v4 or -vq4 | VQ algorithm4 |
-v4a or -vq4auto | VQ and smallVQ(32x32,16x16) algorithm4 |
-sv4 or -smallvq4 | smallVQ4 algorithm4 |
※-v3aおよび、-v4aは、VQとsmallVQを自動的に切り替えます。
-5 or -565 | pixel format RGB565 |
-4 or -4444 | pixel format ARGB4444 |
-1 or -1555 | pixel format ARGB1555 |
-t1 or -t1555 | translucent pixel format ARGB1555 |
-b4 or -b4444 | bilevel translucent pixel format ARGB4444 |
アルファ値を反転します。
ディザ処理します。
アルファディザ処理します。
テクスチャの拡張子を無視して読み込みます。
すべてのテクスチャを上下反転します。
自動ミップマップ変換を行いません。
自動VQミップマップを行いません。
自動αビット設定を行いません。
Ninjaシーンファイル(.nsc)を出力します。
オブジェクトツリーのルートノードのTrans,Rot,ScaleがNSCファイルに出力されます。これはマップ用モデルの配置に使います。
カメラファイルを出力します。
カメラのモーションファイルを出力します。
キー設定したフレームを出力します。
全フレームを出力します。
カメラモーションのキーフレームの補間にスプラインを使用します。
このオプションはキーフレームモーション時に有効です。
カメラモーションデータについてのEpsilon(フレーム間変化量のしきい値)を設定します。デフォルトはすべて0.001です。
ライトファイルを出力します。
ライトのモーションファイルを出力します。
モーションを出力する際にはライトファイルも出力されます。
キー設定したフレームを出力します。
全フレームを出力します。
ライトモーションのキーフレームの補間にスプラインを使用します。
このオプションはキーフレームモーション時に有効です。
ライトモーションデータについてのEpsilon(フレーム間変化量のしきい値)を設定します。デフォルトはcolorが0.004で、他は0.001です。
-lce | Light Color Epsilon |
-lpe | Light Position Epsilon |
-lve | Light Vector Epsilon |
-lie | Light Intensity Epsilon |
-lae | Light Angle Epsilon |
-lre | Light Fall off range Epsilon |
[←] | [INDEX] | [→] |
(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1999