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LIGHTWAVE 3Dのシーンファイル(.lws)を入力し、Ninja形式のデータを出力する「Ninja Export for LIGHTWAVE 3D」のMS-DOSコマンドライン版コンバータです。大量のファイルの一括変換、プログラマ用として利用します。
Windows95が動作するPC。
MS-DOSコマンドプロンプトで動作させます。
lwtonj -i <入力ファイル> [<オプション>]
lwtonj <入力ファイル> [<出力パス>] :オプション・コマンド省略時
入力ファイルはLWS形式(LIGHTWAVEシーン・ファイル)です。
※コマンドの書式について
[ ]で括られたコマンドは省略できます。
システム環境変数に、ツールのPathを設定した場合は、コマンド入力時にツールのパスを省略できます。(詳細はWindowsのマニュアルを参照してください。)
LIGHTWAVEコンバータは、「Ninja Export for LIGHTWAVE 3D」のコマンドライン版である為、一部説明を簡略化しています。
オプションコマンドの説明において、詳細が必要な場合は「Ninja Export for LIGHTWAVE 3D」を参照してください。
また、注意事項もそちらを読んだ上で使用してください。
入力するファイルを指定します。
入力するMRS(モーションリソース)ファイルを指定します。
このオプションを指定すると、モーションをMRSからの差分として出力します。
出力するファイルのパスを指定します。
MRSファイルを出力します。
モデルファイルと同じディレクトリにMRSファイルを出力します。同時にNSCファイルには出力されたMRSファイル名が記述されます。
コンバータのパス自動検索機能を無効とします。
このオプションを設定しない場合は、LWOファイルやテクスチャファイルが指定のディレクトリにないとき、それらのファイルを同じドライブ内で検索します。
NJAファイルを出力しません。
NAMファイルを出力しません。
NSCファイルを出力します。
バイナリフォーマットで出力します。
全頂点にトランス、ローテーション、スケールをかけて親子階層をなくしたデータを出力します。親子階層のない地形データなどのためのオプションです。
テクスチャのグローバルインデックスの開始番号を指定します。
デフォルトは「0」です。
テクスチャが貼られているマテリアルに対してDiffuseのRGB値をすべて「255」とします。よってマテリアルの色は白になります。
NJAファイルにポリゴン法線を出力します。
アスキー出力のtexlistにおけるTEXNマクロをTEXN3マクロに変更します。
モデルファイルからテクスチャリストを分離して出力します。
出力されるファイルは以下のとおりです。
モデルファイル | テクスチャリスト | |
バイナリ形式 | .njd | .njt |
アスキー形式 | .nad | .nat |
モデル、モーションにスケールをかけます。
キャラクターを100倍のサイズで作ってモーションの精度を確保し、最終的に100分の1にするなどのときに使います。
ベーシックフォーマットで出力します。
コリジョン用チャンクボリュームです。
三角形ボリューム(-co3)で作られるデータはモディファイアボリュームでも利用します。
(-co34)で作られるデータは接続面角度が0.1以下の三角形を四角形として出力します。
マテリアルを削除します。
テクスチャを指定したマテリアルを削除します。
ポリゴン色をポリゴンユーザーフラグに設定します。
環境光の設定をマテリアルに反映しません。
Chunk Vertexを設定します。
これにより、モデルの頂点に関する設定ができます。
略号の意味に関しては「Ninja Export for 3D Studio MAX」の「Chunk Vertex Type」の頁を参照してください。
-UF
-VNUF or -VN_UF
-NF
-VNNF or -VN_NF
-CV
-VN
-VNX
-D8
-VND8 or -VN_D8
-VNXUF or -VNX_UF
-VCOM :vertex comments (頂点パラメータに10進数のコメント文を出力します)
出力先に同じ名前のテクスチャがあっても上書きします。
通常は、出力先に同じ名前のファイルがあると変換しません。
テクスチャを無効とします。
モデルにテクスチャのデータがあってもこれを無効とします。
入力するテクスチャのパスを指定します。
LWOで指定されているテクスチャのパスを無効とし、このオプションで指定されたパスが有効になります。
UV値の精度(マッピングの分解能)を1024段階にします。
デフォルトは256段階です。
モデルにマッピングされたすべてのテクスチャをまとめて、一つのPVMファイルとして出力します。
テクスチャのアルファ自動設定をOFFします。個々のテクスチャのアルファ値はマテリアルエディタ等でのユーザの設定に従います。
モーションファイルをType Aで出力します。
総親のノードのみがTrans,Rotを持ち、他のノードはRotのみを出力するタイプです。
モーションファイルをType Bで出力します。
全ノードがTransとRotを持つ形式で出力します。
モーションファイルをType Cで出力します。
全ノードがTrans,Rot,Scaleを持つ形式で出力します。
モーションデータをキーフレームで出力します。
このオプションを指定しない場合、全フレームを用いたモーションを行います。その場合、データ量が増える、変換時間が掛かるという不具合がありますが、より忠実なモーション情報が得られます。
デフォルトでは、OBJECTツリーの各OBJECTに含まれるTrans,Rot,Scale各値とモーションのデータが同じで一定だった場合、そのノードの各モーションはNULLになります。
その場合でも、このオプションによって各モーションデータを出力します。
モーションのキーフレーム補間にスプラインを使用します。このオプションはキーフレーム・モーション時に有効です。
デフォルトでは線形補間を使用します。
デフォルトでは、モーションのTrans,Rot,Scale各成分において、フレーム間の変化量が指定可能なしきい値より少ない場合、この部分のキーフレームをカットします。
このオプションを指定すると、すべてのキーフレームを出力します。
しきい値を設定します。
連続するフレーム間での差が、この値よりも小さいと同じ値として処理します。
全フレームでこの値よりも小さな変化しかない場合モーションデータはNULLになります。
前後のフレーム間でこの値よりも変化が小さい場合はキーフレームが省略されます。デフォルトは0.001です。
データ量を削減したい場合は値を大きくし、細かなモーションが必要な場合は値を小さくして精度を上げます。
モーションデータのローテーションの不連続データを補間し、連続するものにします。
すべてのモーションが修正できるものではありません。
(このコマンドの“0”は“ゼロ”です。)
3頂点ポリゴンをストリップポリゴンに変換します。
4頂点ポリゴンを3頂点ポリゴンに変換し、そのポリゴンを含む3頂点ポリゴンをストリップポリゴンに変換します。
N頂点ポリゴンを3頂点ポリゴンに変換し、そのポリゴンを含む3頂点ポリゴンをストリップポリゴンに変換します。
4とN頂点ポリゴンを3頂点ポリゴンに変換し、そのポリゴンを含む3頂点ポリゴンをストリップポリゴンに変換します。
シェイプのデータがある場合、シェイプファイル(.nas)を出力します。
シェイプモーションの法線情報を出力します。
テクスチャ変換の初期値
texture format | 正方形の場合 : twiddled長方形の場合 : rectangle |
auto mipmap | ON |
dither | OFF |
alpha dither | OFF |
stride | OFF |
pixel format | アルファ値が存在しない : RGB565アルファ値が0から255 : ARGB4444アルファ値が0または255 : ARGB1555 |
VQ auto mipmap | ON |
-t or -twiddled | twiddled texture |
-r or -rectangle | rectangle texture |
-s or -stride | stride texture |
-v3 or -vq3 | VQ algorithm3 |
-v3a or -vq3auto | VQ and smallVQ(32x32,16x16) algorithm3 |
-sv3 or -smallvq3 | smallVQ algorithm3 |
-v4 or -vq4 | VQ algorithm4 |
-v4a or -vq4auto | VQ and smallVQ(32x32,16x16) algorithm4 |
-sv4 or -smallvq4 | smallVQ4 algorithm4 |
※-v3aおよび、-v4aは、VQとsmallVQを自動的に切り替えます。
-5 or -565 | pixel format RGB565 |
-4 or -4444 | pixel format ARGB4444 |
-1 or -1555 | pixel format ARGB1555 |
-t1 or -t1555 | translucent pixel format ARGB1555 |
-b4 or -b4444 | bilevel translucent pixel format ARGB4444 |
アルファ値を反転します。
ディザ処理します。
アルファディザ処理します。
テクスチャの拡張子を無視して読み込みます。
すべてのテクスチャを上下反転します。
自動ミップマップ変換を行いません。
自動VQミップマップを行いません。
オブジェクトツリーのルートノードのTrans、Rot、ScaleがNSCファイルに出力されます。これはマップ用モデルの配置に使います。
カメラファイルを出力します。
カメラのモーションファイルを出力します。
カメラのモーションはデフォルトでキーフレームです。
このオプションは、すべてのキーフレームを最適化します。フレーム間の変化量が一定の場合、この部分のキーフレームをカットします。
カメラのモーションはデフォルトでキーフレームです。
このオプションは、すべてのキーフレームを出力します。
カメラモーションのキーフレームの補間にスプラインを使用します。
このオプションはキーフレームモーション時に有効です。
カメラモーションデータについてのEpsilon(フレーム間変化量のしきい値)を設定します。デフォルトはすべて0.001です。
ライトファイルを出力します。
ライトモーションのファイルを出力します。
ライトのモーションはデフォルトでキーフレームです。
このオプションは、すべてのキーフレームを最適化します。フレーム間の変化量が一定の場合、この部分のキーフレームをカットします。
ライトのモーションはデフォルトでキーフレームです。
このオプションは、すべてのキーフレームを出力します。
ライトモーションのキーフレームの補間にスプラインを使用します。
このオプションはキーフレームモーション時に有効です。
ライトモーションデータについてのEpsilon(フレーム間変化量のしきい値)を設定します。デフォルトはすべて0.001です。
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(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1999