第2章 クイックスタート |
Dreamcastで使用するデータは基本的に、一般に市販されているグラフィックツールから直接出力できるようになっています。
しかも、市販のツールで作成したテクスチャマップや、モーションなどのデータも可能な限りそのままの状態で出力されるように考慮されています。
2-1 データ作成の基本的な流れ |
まず、3Dグラフィックデータを作成する基本的な流れを追ってみましょう。
LIGHT WAVE 3Dに対応したNinja Exportプラグインをインストールします。
NinjaとはDreamcastのGraphics部分に相当します。
アプリケーションでモデル、またはシーンを作成します。
この際、テクスチャを以下のサイズにしてください。
縦 ( 8,16,32,64,128,256,512,1024 ) pixel
横 ( 8,16,32,64,128,256,512,1024 ) pixel
正方形でも長方形でもかまいません。
また、テクスチャのファイル形式をBMPかTGAにしてください。
これ以外のサイズ、ファイル形式のテクスチャは変換されません。
※上記のテクスチャに関する説明は、基本的なものです。
より高度な処理を行う場合は、それに伴う仕様があります。
LIGHTWAVE 3Dモデラーの[オブジェクト]タブにある[プラグイン]ボタンを押すとポップアップリストが現われます。
その中からNinja_Exportを選択します。
![]() Ninja形式のファイルは市販の3Dツールへの読み込みはできません。 必ず各ツールの通常の形式で保存しておきましょう。 |
設定終了後、[OK]ボタンを押すと、各ファイルが出力されます。
オプション設定パラメータに関しては、「第4章 リファレンス」を参照してください。)
Ninja Exportから出力されるファイルは以下のものがあります。
(拡張子が2つある場合は、左がバイナリ・フォーマット、右がアスキー・フォーマットです。)
ファイルの種類 | 拡張子 | 備 考 |
シーン・ファイル | .nsc | |
モデル・ファイル | .nj .nja | |
モデル・ファイル | .njd .nad | テクスチャリストをセパレートしたもの |
テクスチャ・ファイル | .pvr | |
テクスチャリスト・ファイル | .njt .nat | モデル・ファイルからセパレートされたデクスチャリスト |
ライト・ファイル | .njl .nal | |
カメラ・ファイル | .njc .nac | |
モーション・ファイル | .njm .nam | (モデル、ライト、カメラ共通) |
シェイプモーション・ファイル | .njs .nas | 頂点移動によるモーション |
モーションリソース・ファイル | .mrs | モデル階層構造情報など |
リソース・ファイル | .nre | 出力オプション設定など |
エクスポートログ・ファイル | .log |
出力されるファイルの種類、数は、使用する3Dツール、作成データ、オプション設定によって異なります。
これで、データの出力ができました。
次に、できたデータをビューワーに表示して確認します。
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(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1999