6-2 ブレークポイント
CodeScapeには、メモリ範囲へのデータアクセスや外部周辺機器へのアクセスによるブレークなど、ソフトウェアとハードウェアの強力なデバッグ機能があります。
すべてのブレークポイント操作は、[Configure breakpoint(s)]ダイアログボックスを使用していつでも行えます。
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ブレークポイントの追加
ブレークポイントを[Source]、[Disassembly]、[Memory]、[Watch]の各リージョンに追加できます。プログラムが実行中でも、いつでもブレークポイントを追加できます。プログラムがブレークポイントに達すると停止します。ブレークポイントの追加はメニュー、ショートカットメニューまたはツールバーを使用して行います。
コードブレークポイントは次の手順で追加します。
- 右クリックし、[Goto Address]をクリックします。
- ブレークポイント ツールバーで、
をクリックしてブレークポイントをセットします。
- 右クリックし、[Execution]をポイントし、[Run]をクリックします。プログラムはブレークポイントに達するまで実行されます。
現在のカーソル位置にブレークポイントをセット
[Source]または[Disassembly]リージョンで、コードブレークポイントを追加することができます。[Watch]または[Memory]リージョンで、データブレークポイントを追加することができます。
どのリージョン中でも目的の位置にカーソルを置いて、次のようにします:
- [Debug]メニューをクリックし、ブレークポイントをポイントし、次に[Toggle Breakpoint]([F5]キー)をクリックする。
- 右クリックし、ブレークポイントをポイントし、次に[Toggle Breakpoint]をクリックする。
- ブレークポイントツールバーで
をクリックする。
ブレークポイントがセットされ[Source]または[Disassembly]リージョンで有効にされると、ブレークポイントセットアイコン
が最初のカラムに表示されます。ブレークポイントが無効にされると、ブレークポイント無効アイコン
が最初のカラムに表示されます。
ウォッチ変数が[Watch]リージョンに表示されると、ウォッチ変数アイコンが表示されます。[Memory]リージョンでは、指定されたアドレスの背景色が変化します。
ブレークポイントはデフォルトで、次の動作によりセットされます。
- ウォッチブレークポイントは、ハードウェアに対するデータの読み出し、書き込みアクセスによってトリガされます。デフォルトでは、ブレークポイントがトリガされ、すべての条件が満たされるとメッセージが表示されます。
すべてのブレークポイント位置の設定は、それが設定される前にチェックされます。問題が発見されるとメッセージが表示され、ブレークポイントの再設定を求められます。
ブレークポイントのデフォルトの動作を変更するには、「ブレークポイントの設定」を参照してください。
ブレークポイントは、コードを生成する行にのみ追加できます。(これは[Source]リージョンまたは[Watch]リージョンでは第一カラム、また[Disassembly]リージョンでは任意の位置の「.」で示されます)
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ブレークポイントの削除
どのリージョンでも、目的のブレークポイントにカーソルを置き、次のいずれかを行います。
- [Debug]メニューをクリックし、[Breakpoint]をポイントし、次に[Toggle Breakpoint]をクリックする([F5]キー)。
- 右クリックし、[Breakpoint]をポイントし、次に[Toggle Breakpoint]をクリックする。
- ブレークポイントツールバーで
をクリックする。
- [Configure breakpoint(s)]ダイアログボックス([Ctrl]+[F5]キー)で、無効にしたいブレークポイントを選択して、次に[Remove]をクリックする。
ブレークポイントセットアイコン
がコードウインドウに表示されなくなります。
すべてのブレークポイントの削除
ブレークポイントの有効化と無効化
無効ブレークポイントの有効化
現在無効なブレークポイントは、どのリージョンでも、目的のブレークポイントにカーソルを置いて、次にいずれかの操作を行うことで再度有効になります。
- [Debug]メニューをクリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Enable Breakpoint]をクリックする。
- 右クリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Enable Breakpoint]をクリックする。
- [Breakpoint]ツールバーで
をクリックする。
- [Configure breakpoint(s)]ダイアログボックス([Ctrl]+[F5]キー)で、[Code Settings]をクリックし、[Breakpoint Enabled]を選択する。
ブレークポイント設定アイコンが
から
に変化して、ブレークポイントが有効になったことを示します。
有効ブレークポイントの無効化
どのリージョンでも、目的のブレークポイントにカーソルを置いて、次のいずれかを行います。
- [Debug]メニューをクリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Disable Breakpoint]をクリックする。
- 右クリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Disable Breakpoint]をクリックする。ブレークポイントツールバーで
をクリックする。
- [Configure breakpoint(s)]ダイアログボックス([Ctrl]+[F5]キー)で、[Code Settings]をクリックし、[Breakpoint is Enabled]をクリアする。
ブレークポイントセットアイコンは、
から
に変わってブレークポイントが無効なことを示します。
すべてのブレークポイントの有効化
次のいずれかを行います。
- [Debug]メニューをクリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Enable all Breakpoints]をクリックする([Ctrl]+[Shift]+[F5]キー)。
- 右クリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Enable all Breakpoints]をクリックする。
- [Breakpoint]ツールバーで
をクリックする。
すべてのブレークポイントの無効化
次のいずれかを行います。
- [Debug]メニューをクリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Disable all Breakpoints]をクリックする([Ctrl]+[Alt]+[F5]キー)。
- 右クリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Disable all Breakpoints]をクリックする。
- [Breakpoint]ツールバーで
をクリックする。
ブレークポイントのリセット
すべてのブレークポイントのリセット
次のいずれかを行います。
- [Debug]メニューをクリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Reset all Breakpoints]をクリックする([Alt]+[F5]キー)。
- 右クリックし、[Breakpoints]をポイントし、次に[Reset all Breakpoints]をクリックする([Alt]+[F5]キー)。
- [Breakpoint]ツールバーで
をクリックする。
すべてのブレークポイントをリセットすると、現在のカウントを含めてすべての条件値が初期条件にセットされます。
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ブレークポイントのトリガカウントをリセット
- [Configure Breakpoint(s)]ダイアログボックスで[Breakpoint]を選択し、[Reset]をクリックします。
ブレークポイントのカウントの現在値のみをリセット
- [Configure Breakpoint(s)]ダイアログボックスで、[Breakpoint]を選択し[General Conditions]をクリックし[Reset Current]をクリックします。
(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1998