アプリケーションごとに参照されるファイルについて説明します。
アプリケーションの実行ファイルです。ビジュアルメモリシミュレータがアプリケーションとして読み込めるファイルはH00ファイルです。H00ファイルはリンカが出力したEVAファイルより変換します。
変換にはE2H86K.EXEを使用します。これによりHEXファイルとH00ファイルが出力されますが、ビジュアルメモリシミュレータで利用するファイルはH00ファイルのみです。
MAPファイルはリンカが出力するシンボルが収められたファイルです。ファイル形式は一般的なテキストファイルです。ビジュアルメモリシミュレータはこのファイルを読み込み必要なシンボルを抽出します。シンボルが読み込まれると、逆アセンブル時にラベル付きで表示することができます。
MAPファイルはアプリケーションを読み込み後、自動的に読み込まれます。このため、MAPファイルはアプリケーションと同一フォルダ内に存在してなければいけません。 ただし、このMAPファイルはビジュアルメモリシミュレータにとって必須のファイルではありませんので、存在しなくてもビジュアルメモリシミュレータの実行に影響を与えません。