Dreamcastソフトウェア作成基準/Ver.2.00J

18.2 ソフトキーボード及びハードキーボード(商品名「ドリームキャスト・キーボード」)について

注:ハードキーボードは標準コントローラの補助デバイスという位置付けです。

今回、ハードキーボードはコントローラ(系)ではなく、サターンのハードキーボードのような、標準コントローラのAボタンがキーボードの「Z」のキーにアサインされるような仕様はありません。
 

ハードキーボードでの操作は、キー入力に限定されるような形になり、それ以外の操作は別に挿した、コントローラで行うようになります。

また拡張ソケットがないため、メモリーカードを装着することは出来ません。
 
  

必須:ハードキーボードにアプリケーションとして対応を行う場合、ハードキーボードが挿されていない状態での入力には、ソフトキーボード(or文字入力画面)を画面表示し、操作させることでユーザーが入力できるようにしてください。

ソフトキーボードの規定について、アプリケーションがハードキーボードに対応した時点で有効となります。
     

必須:ハードキーボードでの入力中には、現在どの入力モードで入力しているのかユーザーが識別できるようにして下さい。

ソフトキーボードの表示や入力パレットの表示などをおこない、現在どんな入力が出来るのかユーザーがわかるようにしてください。
 
例:入力パレットを表示する。

 
例:入力モードを切り替えた時の入力パレットの切り替えについて。


全角
半角


ひらがな
カタカナ
英数字


ローマ字入力
カナ入力

       

□推奨:ソフトキーボードの規定が有効でない時も、本ソフトウェア作成基準に準拠して下さい。

    

   

18.2.1 ソフトキーボードのレイアウト

□推奨:ソフトキーボードのレイアウトは、弊社が本体に標準で同梱している「ドリームパスポート2.0」のレイアウトに準拠して下さい。

  
必須:ひらがな及び英数字の配列に限り、必須項目を設定します。

この必須項目で規定しているレイアウト以外に、ユーザーによって選択可能なレイアウトを追加してもかまいません。(例:JIS配列など)
    

・ひらがなの配列
「あかさたな…」を横に配置するときは、左上に「あ」を配置し、右方向に「かさたな…」と配置してください。以下に例示します。
       

 
           
         
           

 

 

 

 

 

 

 

      

「あかさたな…」を縦に配置するときは、左上に「あ」を配置してください。以下に例示します。

   
         
           

 

  

・英数字の配列:
左上から横方向に配列して下さい。以下に例示します。
       

 
         
         
               

 

    

      

18.2.2 ソフトキーボード及びハードキーボードの操作


□推奨:
ソフトキーボード及びハードキーボードの操作は、弊社が本体に標準で同梱している「ドリームパスポート2.0」の操作にできるだけ準拠して下さい。

 

必須:ハードキーボードの特殊キーである、S1キーはLトリガー、S2キーはRトリガーとして使用して下さい。

       

必須:以下の項目に該当する操作をソフトキーボード及びハードキーボードで入力する場合には、以下のキー入力規定に従って下さい。

下記に規定されている機能の全てを割り当てる必用はありません。

ソフトキーボードを使用するアプリケーションは、『ソフトキーボードの全ての操作方法』を、必ず取扱説明書に表記して下さい。

   

・A:ソフトキーボードの操作(標準コントローラー使用時)
項目 キー入力
決定 Aボタン
バックスペース Bボタン
変換(前候補) Bボタン(入力文字変換中)
変換(次候補) Xボタン(入力文字変換中)
ソフトキーボード解除 Yボタン
ポインティングカーソルの移動 十字キー
ページのスクロール アナログキー

    

 

・B:ハードキーボードの操作

◎キー名称の統一

○1つのキーの上面に1つの名称が印字されている場合

 例「Enter」の位置のキー
  ・「Enter」キー(印字通りの名称)

○1つのキーの上面に上下二段組みで(2つの名称)が印字されている場合

 例「ひらがな」の位置のキー
  ・「ひらがな」キー:単独で押す事を意味します
  ・「カタカナ」キー:Shiftキーを併用して押す事を意味します

○1つのキーの上面に上下左右二段組みで(2〜4つの名称)が印字されている場合

 例「3」の位置のキー
  ・「3」キー:英数字入力中に単独で押す事を意味します
  ・「#」キー:英数字入力中にShiftキーを併用して押す事を意味します
  ・「あ」キー:かな入力中に単独で押す事を意味します
  ・「ぁ」キー:かな入力中にShiftキーを併用して押す事を意味します

○1つのキーの前面に1つの名称が印字されている場合

 例「ひらがな」の位置のキー
  ・「ローマ字」キー:Altキーを併用して押す事を意味します
  

    

◎各入力モード時における入力文字の対応

・大文字英数字モード ・大文字英数字モード(Shift併用時)

・小文字英数字モード ・小文字英数字モード(Shift併用時)

・カナ入力ひらがなモード ・カナ入力ひらがなモード(Shift併用時)

については特に規定はありません


・ローマ字入力モード ・ローマ字入力モード(Shift併用時)



◎操作A:共通の操作
項目 キー入力
ソフトリセット Ctrl + Alt + Delete
ページスクロール(画面上方)
※フレームページの場合:フレームページスクロール
PAGE UP
ページスクロール(画面下方)
※フレームページの場合:フレームページスクロール
PAGE DOWN
直接入力・日本語変換の入力の切り替え
(FEPのON/OFF)
Alt + 半角/全角
コード入力 漢字番号
大文字・小文字入力切り換え Caps Lock

 

注:ハードキーボードでソフトリセットを行う場合、標準コントローラのキーアサインでは操作不可能なため、「CTRL+ALT+DELETE」とPCのキーボードリセットに準じた操作によってソフトリセットを行うようにしてください。

 

 入力モードの切り替えに使用するキー(FEP ON時)

カナ入力→ローマ字入力の切り替えは、「ローマ字」キーで入力モードに関係なく強制的に入れ替えます。

   

 

◎操作B:文字入力が出来無い時の操作
項目 キー入力
決定入力
(ポインティング部分、メニュー項目など)
Enter
キャンセル入力
(メニュー項目抜けなど)
Esc
ポインティングカーソルの移動
(メニュー項目表示中は項目選択の移動)
アロー(↑↓←→)

   

    

◎操作C:文字入力可能時(入力文字変換中でない状態)の操作
項目 キー入力
改行入力(複数行入力可能時) Enter
ファンクションキーに登録済みの文字列を出力 F1〜F12
カーソル前の1文字削除 Backspace
カーソル後の1文字削除 Delete
指定範囲を左に1文字変更 Shift + ←
指定範囲を右に1文字変更 Shift + →
指定範囲を上に一行変更 Shift + ↑
指定範囲を↓に一行変更 Shift + ↓
指定範囲内をコピー Ctrl + C
指定範囲内をペースト Ctrl + V
指定範囲内をカット(メモリーに保存し、消去する) Ctrl + X
操作の取り消し Ctrl + Z
文字変換確定のやり直し Ctrl+Backspace

     

 

◎操作D:入力文字変換中の操作

 
 
項目 キー入力
変換(次候補) スペース/変換(次候補)
変換(前候補) 前候補
入力した文字全体を確定 Enter
対象文節以降の変換を解除し入力可能にする Backspace
変換を解除し入力可能にする Insert
先頭の1文字削除 Delete
入力した文字全体を取消し Esc
対象文節をひらがなに変換 F6/Ctrl+U
対象文節をカタカナに変換 F7/Ctrl+I
対象文節を半角に変換 F8/Ctrl+O
対象文節を無変換にする F9/Ctrl+P/無変換
対象文節を半角無変換にする F10/Ctrl+@
次候補へ移動 スペース/変換(次候補)
前候補へ移動 前候補

   

 

・C:ローマ字・かな対応表

ローマ字とカナの対応は最低限以下入力が出来るようにして下さい。

あ行
あ い う え お
a i u e o
  yi wu
ぁ   ぃ   ぅ   ぇ   ぉ
la   li   lu   le   lo
xa   xi   xu   xe   xo
    lyi       lye
    xyi      xye
     
    いぇ
    ye
か行
か き く け こ
ka ki ku ke ko
ca   cu   co


 
 
    
    
    
が ぎ ぐ げ ご
ga gi gu ge go
きゃ きぃ きゅ きぇ きょ
kya  kyi  kyu  kye  kyo
 
くゃ    くゅ    くょ
qya    qyu    qyo
   
くぁ くぃ   くぇ くぉ
qa  qi    qe  qo
     qyi       qye
   
ぎゃ ぎぃ ぎゅ ぎぇ ぎょ
gya  gyi  gyu  gye  gyo
    
ぐぁ ぐぃ      ぐぇ ぐぉ
gwa  gwi       gwe  gwo
さ行
さ し す せ そ
sa si su se so
   ci    ce
   shi

ざ じ ず ぜ ぞ
za zi zu ze zo
   ji
しゃ しぃ しゅ しぇ しょ
sya  syi  syu  sye  syo
sha       shu  she  sho

 
じゃ じぃ じゅ じぇ じょ
zya  zyi  zyu  zye  zyo
ja        ju   je   jo
jya  jyi  jyu  jye  jyo
た行
た ち  つ て と
ta ti  tu te to
   chi tsu

    
       っ
       ltu
       xtu
 
 





だ ぢ づ で ど
da di du de do
ちゃ ちぃ ちゅ ちぇ ちょ
tya  tyi  tyu  tye  tyo
cha       chu  che  cho
cya  cyi  cyu  cye  cyo

つぁ つぃ      つぇ つぉ
tsa  tsi       tse  tso


てゃ てぃ てゅ てぇ てょ
tha  thi  thu  the  tho

ぢゃ ぢぃ ぢゅ ぢぇ ぢょ
dya  dyi  dyu  dye  dyo

でゃ でぃ でゅ でぇ でょ
dha  dhi  dhu  dhe  dho
な行
な に ぬ ね の
na ni nu ne no
にゃ にぃ にゅ にぇ にょ
nya nyi  nyu  nye  nyo
は行
は ひ ふ へ ほ
ha hi hu he ho
      fu









 
ば び ぶ べ ぼ
ba bi bu be bo

ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ
pa pi pu pe po
ひゃ ひぃ ひゅ ひぇ ひょ
hya  hyi  hyu  hye  hyo

ふゃ      ふゅ      ふょ
fya       fyu       fyo

ふぁ ふぃ      ふぇ ふぉ
fa   fi        fe   fo
     fyi       fye

びゃ びぃ びゅ びぇ びょ
bya  byi  byu  bye  byo

ヴぁ ヴぃ ヴ   ヴぇ ヴぉ
va   vi   vu   ve   vo

ぴゃ ぴぃ ぴゅ ぴぇ ぴょ
pya  pyi  pyu  pye  pyo
ま行
ま み む め も
ma mi mu me mo
みゃ みぃ みゅ みぇ みょ
mya  myi  myu  mye  myo
や行
や    ゆ    よ
ya    yu    yo
ゃ        ゅ        ょ
lya       lyu       lyo
xya       xyu       xyo
ら行
ら り る れ ろ
ra ri ru re ro
りゃ りぃ りゅ りぇ りょ
rya  ryi  ryu  rye  ryo
わ行
わ うぃ  うぇを
wa wi    we  wo
ん   ん   ん
n    nn   xn



               
Copyright SEGA ENTERPRISES, LTD., 1998,1999