7-2 [File Name]タブ
[File Name]タブでは、プロジェクトツリーで選択したファイルに適用される属性を変更することができます。
File Name(ファイル名)
必須。 GD Workshopでファイルをツリーに追加したとき、ファイルに付けられる名前です。開発用コンピュータにあるソースファイルと同名の場合もありますが、GD-ROM用に指定したファイル名システムに合わせて変更されている場合もあります。詳細については、
「A.4 Dreamcast用の
ファイル名の規格と制限」
を参照してください。
Directory(ディレクトリ)
オプション。 選択したファイルが記録されているディレクトリです。 [More]をクリックすると[Directory]タブへ移動します。
File Source(ファイルソース)
必須。 GD-Mのハードディスクドライブにあるファイルソースのファイル名とディレクトリ名です。GD-Mは、GDをエミュレートするときにファイルソースを読み取ります。ファイルソースは、GDのISO9660ファイルに設定されたソースデータを含むMS-DOSファイルです。 [More]ボタンをクリックすると[File Source]タブへ移動します。
Hidden/Record File(ファイルの非表示と記録)
オプション。 [Hidden]チェックボックスをオンにするとファイルが非表示になります。[Record]チェックボックスをオンにすると、ディレクトリが記録できるようになります。
Minimum Length(ファイルの長さ)
オプション。 実際のレコードの長さとは無関係に占める、ファイルの領域の最小バイト数を指定します。指定します。実際のファイルがこの値よりも短い場合は、指定されたサイズになるまで0が補われます。 ファイルの長さを指定することによって、後でファイルを更新してサイズが大きくなった場合に、ファイルのトラック上での位置が変わることが避けられます。
Recording Date(記録年月日)
オプション。 デフォルトではGD-ROMの作成年月日と同じになっています。変更する場合には他の日付と時刻を入力します。
Begin Time S(開始位置)
オプション。mm:ss:ff形式。 領域の開始位置に関連するファイルの開始位置を指定するオプションです。 開始位置を指定しないと、ファイルはGD-ROM上の次の空きスペースのあるセクタに記録されます。
End Time S(終了位置)
オプション。mm:ss:ff形式。 領域の開始位置に関連するファイルの終了位置を指定するオプションです。指定された位置でファイルが終了するように、開始位置が自動的に計算されます。 終了位置を指定しないと、ファイルはGD-ROM上の次の空きスペースのあるセクタに記録されます。
File Size(ファイルサイズ)
GD-Mのハードディスクドライブから読み出されるファイルのサイズを表示します。この情報を参照することによって、最終的なGD-ROMのデータ量を予測しながらファイルを追加していくことができます。また、ここで表示されるファイルサイズと開発用コンピュータ上でのファイルサイズを比較することによって、ファイルが正しくコピーされたかどうかを確認することができます。
Version(バージョン情報)
オプション。1から32767までの数値。 ファイルのバージョン番号を表示します。何も入力しないとデフォルトの1が表示されます。
Start Sector/End Sector(開始/終了位置)
選択したファイルの開始位置と終了位置を表示します。領域の開始位置に関連するセクタ番号として表わされます。このために、GD-ROM上でユーザーデータが記録されている最初のセクタはセクタ0となっています。 セクタ番号はLSN(論理セクタ番号)を使用します。LSNは絶対時間の00:02:00を0としてセクタ単位にカウントされます。
System ExecuteおよびSystem Read Attributes
オプション。 Unixシステムで使用するオプションです。Unixシステムでは、ファイルへのユーザーのアクセス権はOwner、Group、Worldのいずれかの分類によって定義されます。Unix用に開発しているプロジェクトでは、GD-ROM上の各ファイルを3つのいずれかに分類することができます。
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(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1998