3-8 PVR Resource Editor |
pvrconvでテクスチャをPVR形式に変換するときのオプション設定を、リソースファイル(.nre)として出力します。
このリソースファイルがある場合、PVR Resource Editor、PVR Converterは、ファイルからオプション設定を読み込んで変換を行います。
前回行なったコンバートに、変更を加えて再コンバートすることができます。
また、テクスチャを変換する前に変換後の状態をプレビューすることができます。
Windows版(PC版)と、SGI版(どちらもJAVAプログラム)があります。
実行するファイル名 : pvrresedit.bat(PC版) , PvrResEdit(SGI版)
PvrResEditの実行には、Javaの実行環境が必要です。
Javaの実行環境がインストールされてない場合は、まずJavaをインストールしてください。
SDK CD-ROMの「\dc_graph\pc\java\」フォルダ下にある「jre116i-win32(1).exe」を実行すると、Javaの実行環境がインストールされます。
ドライブC:のルートディレクトリに、SDK CD-ROMの「\dc_graph\pvrresedit」ディレクトリをそのままコピーします。
他のディレクトリにインストールする場合、またはJavaのインストール時に格納先を変更した場合は、pvrresedit.batをメモ帳などのテキストエディタで修正してください。
例PVR Resource Editorのファイル群を「D:\dc_graphic\PvrResEdit」にコピーした場合、pvrresedit.batの内容は以下のようになります。
"c:\Program Files\JavaSoft\JRE\1.1\bin\jre.exe" -cp D:\dc_graphic\PvrResEdit PvrResEdit
PvrResEditの実行には、Javaの実行環境が必要です。
Javaの実行環境がインストールされてない場合は、まずJavaをインストールしてください。
SDK CD-ROMの「dc_graph/sgi/Java/irix6.3」フォルダ下にある「mo3580dfc10bf0edd.tardist」をSoftwareManagerにてインストールしてください。
または、JavaをインストールしたマシンのJava実行ファイル格納先をNFSマウントして利用しても結構です。
![]() このファイルはIRIX6.3用です。 それ以外の環境で使用される場合は「http://www.sgi.com/Products/Evaluation」より別途入手してください。 |
# cd /tmp
# zcat /cdrom/dc_graph/sgi/ninjasgi0925.tar.gz | tar xvf -
# cd ninja
# Install
Installを実行すると、/usr/local/ninja/dsoにlibnjo.so、libsso.so、libtextool.soが、また、/usr/local/ninja/binに[gigen]が展開されます。
![]() 上記操作により[DscToNj],[gigen],[njaconv],[pvmconv],[pvrconv],[PvrResEdit]がインストールされます。従って、既にいずれかをインストールされている場合、この操作は必要ありません。 |
実行ファイルをダブルクリックして起動します。
pvrresedit.bat(PC版) , PvrResEdit(SGI版)
PVRに変換する元画像を選択するブラウザが開きます。
下のフィールドにパスを直接入力してもかまいません。
PVRファイルを入力した場合は画像のプレビューができます。
テクスチャをPVR形式に変換するためのオプションウィンドウが開きます。
「Gigen」が起動します。
選択したディレクトリ内にあるすべてのPVRファイルのGlobal Indexが変更できます。
詳細はGigenの頁を参照してください。
「PVM Converter」が起動します。
選択したディレクトリ内にあるすべてのPVRファイル、もしくは元画像ファイルを変換後PVMファイルに格納します。
詳細はPVM Converterの頁を参照してください。
選択したテクスチャを表示します。
PVR Resource Editorを終了します。
[SelectFile]を押して、ブラウザからPVRに変換する元画像を選択します。
もしくは、下のフィールドにパスを直接入力してもかまいません。
変換できるファイル形式は(bmp, pic, pix, tga)です。
[Set Texture Resource]を押して、コンバートの設定パネルを開きます。
[TextureType]から[Global Index]までの各設定を行います。
設定項目の意味に関しては、「PVR Converter」もしくは「Photoshop PVR Converter」の頁を参照してください。
[Conv Preview]を押して、変換後の画像を確認します。
結果が思わしくない場合は「コンバートの設定」に戻って設定をやり直します。
また、既に変換されたPVRファイルがある場合は[Pvr View]を押して見比べることができます。
テクスチャの表示サイズを変更します。
テクスチャ本来のサイズで表示するか、ウィンドウ一杯に表示するかを選択できます。
ミップマップ・テクスチャの場合、一つ前のミップマップを表示します。
ミップマップ・テクスチャの場合、一つ後のミップマップを表示します。
ビューワーを終了します。
コンバートの設定を保存する場合は[Res Apply]を押します。
[Res Apply]を押すと、NREファイルにコンバート情報が書き込まれます。NREファイルは各テクスチャ個別に作成されます。
次に同じテクスチャを再変換するときには、今回の設定がロードされるので、必要な部分だけを変更してPVRに変換できます。
また[Pvr Conv]を押すと、この設定でPVRファイルを作成できます。
[Quit]を押すと終了します。
また、各ファイルのボディネーム(拡張子を除くファイル名)は同じである必要があります。
よって、テクスチャのファイル名にNRE_WORKという名前を使用しないでください。
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(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1999