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-P
作業用バッファサイズの指定

このスイッチに続いて数値が指定されている場合、その値をアセンブラ内部の作業用バッファの大きさとして採用します。作業用バッファとは、アセンブラがマクロの登録や展開を行う場合に処理速度を向上させるために使用するメモリ領域で、アセンブラの起動時にメインメモリ上に確保されます。デフォルトの大きさは4096バイトで、一般的なソースプログラムの場合、不足することはまず考えられません。しかし、万一このバッファの大きさが不足すると、アセンブラは次のエラーメッセージを表示します。

no more PARAMETER buffer (123) 45

アセンブラは、このエラーメッセージを表示して処理を中止します(メッセージ末尾の2つの数字は内部情報で、場合によって変わります)。万一このようなエラーメッセージが表示された場合は、このスイッチを用いてより大きなサイズを指定し、再度アセンブルを行ってください。たとえば、次のようにします。

m86k -p8192 source.asm

このようにした場合、作業用バッファの大きさは8192バイトになります。指定できるのは10進数のみで、必ずスイッチ文字であるPの直後に空白などを入れずに指定します。また、このスイッチのみが指定されている場合など、数値が見当たらない場合は、バッファの大きさは変更を受けず、デフォルトの4096になります。


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