Dreamcastソフトウェア作成基準/Ver.2.00J

28.アニメーション等の映像手法(ポケモンアニメ問題)への対処

■必須:「ブートロム」で行っている以外には、Dreamcastロゴは、回す等のアニメーションは行わないでください。

 

■必須:(セガブランドのみ)日本放送協会及び日本民間放送連盟のガイドラインを参考に、ソフトウェア作成を行って下さい。

日本放送協会および日本民間放送連盟のガイドラインに沿って開発された弊社の検査器具(特注品)により、チェックを行います。器具によるチェックでいちじるしい不具合が検出された場合、(セガブランドのみ)ソフトウェアを修正してもらいます。
 
光過敏症問題による人体への影響を考慮し、(セガブランドのみ)いちじるしい不具合が検出されたままの状態ではリリース出来ません

 

◇推奨:ガイドラインに抵触する恐れのあるアプリケーションは、以下のような事前対策をほどこすようにしてください。

・フラッシュ表現などの演出をON/OFFできるオプションを用意する
 
・ゲーム開始時に下記のような警告文を表示する

「このゲームには、画面の点滅やフラッシュ効果等を利用した演出が登場します。ごくまれに、強い光の刺激や点滅に過敏な人の中には、一時的に筋肉のけいれんや意識の喪失などの症状を起こす人がいますので、プレイされる前に、取扱説明書の内容をご確認下さい」

ガイドラインにあるような表現を行わないことがもっとも望ましいのですが、検査器具をかけてみないと不具合の程度が判らない事例が予想されるためです。

注:チェック方法や内容、検査器具に関しては、弊社開発企画部までお問い合わせ下さい

 

注:3RDパーティータイトルの場合、上記にあげたガイドライン対応については、基本的に3RDパーティー各社にお任せいたします。各社の責任のもと、日本放送協会及び日本民間放送連盟のガイドラインを考慮し、対応をお願いいたします。

 

注:また、3RDパーティータイトルのチェック時、弊社検査器具によりいちじるしい不具合が検出された場合、弊社よりその旨をご連絡いたしますが、リリースや修正の判断は各社にお任せいたします。


   

28.1  日本放送協会及び日本民間放送連盟のガイドライン 

1.映像や光の点滅は、原則として1秒間に3回を超える使用を避けるとともに、次の点に留意する。

(1)「鮮やかな赤」の点滅は特に慎重に扱う。

(2)前項(1)の条件を満たした上で1秒間に3回を超える点滅が必要なときは、5回を限度とし、かつ、画面の輝度変化を20パーセント以下に抑える。加えて、連続して2秒を超える使用は行なわない。

 

2.コントラストの強い画面の反転や、画面の輝度変化が20パーセントを超える急激な場面変換は、原則として1秒間に3回を超えて使用しない。

 

3.規則的なパターン模様(縞模様、渦巻き模様、同心円模様など)が、画面の大部分を占めることも避ける。


               
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