3-4 NJA Conv |
アスキー形式のモデル・ファイル(.nja)に対して以下の変換ができます。
※Basic Modelは現在旧フォーマットとなっています。
これに対してChunk Modelは新フォーマットを指します。通常はChunk Modelを使用します。
![]() モーション、ライト、ライトモーション、カメラ、カメラモーション、シェイプモーションのアスキーからバイナリへの変換はサポートしません。 |
PC版(MS-DOSコマンドラインプログラム)と、SGI版(UNIXコマンドラインプログラム)があります。
コマンドファイル名 : njaconv.exe(PC版) , njaconv(SGI版)
SDK CD-ROMの「\dc_graph\pc\3dstudiomax\njaconv」フォルダ下にある「njaconv.exe」を任意のディレクトリにコピーします。
# cd /tmp
# zcat /cdrom/dc_graph/sgi/ninjasgi0925.tar.gz | tar xvf -
# cd ninja
# Install
Installを実行すると、/usr/local/ninja/dsoにlibnjo.so、libsso.so、libtextool.soまた、/usr/local/ninja/binに[njaconc]が展開されます。
![]() 上記操作により[DscToNj],[gigen],[njaconv],[pvmconv],[pvrconv],[PvrResEdit]がインストールされます。従って、既にいずれかをインストールされている場合、この操作は必要ありません。 |
njaconv
■
■[<オプションコマンド>] : オプションを指定します。
※コマンドの書式について
[ ]で括られたコマンドは省略できます。
システム環境変数に、ツールのPathを設定した場合は、コマンド入力時にツールのパスを省略できます。(詳細はWindowsのマニュアルを参照してください。)
変換時に、元のファイルはバックアップファイル(.bk)として保存され、同じディレクトリに変換されたファイルが出力されます。
デフォルトではアスキーのBasic Modelから アスキーChunk Modelへの変換を行います。
アスキーのBasic Modelから バイナリChunk Modelへの変換
アスキーのBasic Modelから バイナリBasic Modelへの変換
アスキーのChunk Modelから バイナリChunk Modelへの変換
Basic Model出力を指定
すべてのコンバートにおいて、このオプションを指定しない限りは Chunk Modelが出力されます。
バイナリ出力を指定
テクスチャUV値の分解能を1024にします(デフォルトは256)
テクスチャの1辺のサイズが256pixelを超える場合は、ポリゴンの端部において、テクスチャとのズレが生じることがあります。その場合、このオプションを指定します。
テクスチャが貼られているマテリアルを削除します
すべてのマテリアルを削除します
アンビエントをすべて削除します
頂点カラーを頂点リストのユーザーフラグ領域に出力します
ポリゴンカラーをポリゴンのユーザーフラグ領域に出力します
環境マッピングの属性がオンの場合でもUV値を出力します
通常、環境マッピングがオンの場合にUV値は出力されません。このオプションでUV値を出力し、ユーザーが環境マッピングのフラグをオフにすると、テクスチャがそのUV値により貼られます。
ポリゴン側の頂点法線を出力します
一つの頂点にポリゴンの数だけの頂点法線を持つことができるため、頂点法線の複数化によりエッジを立たせるSOFTIMAGEの機能であるDiscontinuityを表現できます。このオプションを指定すると頂点側の頂点法線は無視され出力されません。
ポリゴン側の頂点カラーを出力します
一つの頂点にポリゴンの数だけの頂点カラーを持つことができるためSOFTIMAGEの頂点カラーを表現できます。このオプションを指定すると頂点側の頂点カラーは無視され出力されません。
独立三角形からなるコリジョン用ボリュームを出力します
マテリアルはすべて無視されます。
これはモディファイアボリュームにも利用できます。
独立四角形からなるコリジョン用ボリュームを出力します
マテリアルはすべて無視されます。
すべてのデータが三角形で扱われる3D Studio MAXにおいてこのオプションが指定されると、角度が0.1度以下のポリゴン同士を接続し、四角形を生成してデータを作成します。
隣り合ったポリゴンの頂点を共有する「ストリップポリゴン」形式でコリジョン用ボリュームを出力します
マテリアルはすべて無視されます。
チャンクバーテックスの出力形式を指定します。
これにより、モデルの頂点に関する設定ができます。
使用できるオプションコマンド
頂点法線あり | 頂点法線なし | 頂点法線あり | 頂点法線あり | |
-VN | -CV | |||
-VNX | ||||
-D8 | -VND8 or -VN_D8 | -VNXD8 or -VNX_D8 | ||
-S5 | -VNS5 or -VN_S5 | |||
-S4 | -VNS4 or -VN_S4 | |||
-IN | -VNIN or -VN_IN | |||
-NF | -VNNF or -VN_NF | |||
-UF | -VNUF or -VN_UF | -VNXUF or -VNX_UF |
略号の意味は以下のとおりです。
VN | 標準的な形式です。 |
VNX | 頂点法線データを削減し、データ量を少なくします。 |
CV | |
D8 | 頂点カラーあり。(ARGB8888) |
S5 | 頂点カラーあり。(RGB565)頂点カラーにスペキュラーの設定を予定。 |
S4 | 頂点カラーあり。(ARGB4444)頂点カラーにスペキュラーの設定を予定。 |
IN | 処理の高速なIntensityモードにおいて頂点カラーを与えます。 |
NF | Ninja拡張フラグ領域を持ち、機能を拡張できます。 |
UF | ユーザーフラグ領域を持ちます。 |
略号の合わさったもの(例 -VND8)は、頂点法線がない形式の特徴を引き継ぎながら、頂点法線を付加したものです。
頂点パラメータが16進表記の形式の場合、ここにチェックがあると、そのパラメータの横に10進表記のコメント文が出力されます
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オプションコマンドの一覧を表示します
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(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1999