第11章 ビジュアルメモリの初期化 |
ビジュアルメモリに対して以下の操作を行った場合、自動的に初期化が行われます。
初期化の内容は、次のとおりです。
RAM(バンク0,バンク1)の全領域に‘00H’を書き込まれます。ただし、XRAMは初期化後も値は変化しません。
レジスタは、リセット時にすべてハードウェアリセットにより初期化された後、ソフトウェアにて初期化されます。ハードウェアリセットによるレジスタの初期値は「ハードウェア編」の「5.4.2 リセット時のハードウェア状態」を参照してください。
システムクロックは、水晶発振に切り替わります。サイクルタイムはシステムクロックの1/6に設定されます。
14ビットベースタイマーモードに設定され、ベースタイマークロックは、水晶発振に切り替わります。
また、ベースタイマー割り込みを許可し、カウントを開始されます。
マスター割り込みを許可します。
液晶コントローラが起動されます。液晶クロックは、液晶ドライバに入力しているクロックの1/2に設定されます。
液晶表示スタートアドレスはXRAMの‘000H’に設定され、文字数レジスタ、時分割レジスタが設定されます。
最後に液晶表示がONとなります。
ポート1は全ビット入力に設定されます。なお、ポート1のビット7は音声出力用に設定されます。
![]() ポート1のビット7は、初期化後入力モードになっています。そのため、アプリケーションで改めて出力モードに再設定する必要があります。 |
ポート1のビット5〜0(ビジュアルメモリ用シリアルインターフェイス)は、同期式シリアルインターフェイスモードに設定されます。
ポート3の全ビットをプルアップし、全ビット入力モードに設定されます。
また、ポート3による割り込み要因の発生を許可し、割り込み要求を許可します。
Mapleバスインターフェイス回路が初期化されます。
作業用RAMは、アプリケーションから利用できるように設定されます。
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(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1999