3-7 Gigen |
指定したディレクトリ内にあるすべてのテクスチャファイル(.pvr)に対し、Global Indexを割り振ります。
Global Indexとは、プログラムが参照する各テクスチャ固有の通し番号です。
1シーン内で、テクスチャのGlobal Index がダブってしまった場合などに有効です。
PC版(Windows版、MS-DOS版)と、SGI IRIX版(UNIXコマンドラインプログラム)があります。
コマンドファイル名 : pvrconv.exe(PC版) , pvrconv(SGI版)
SDK CD-ROMの「\dc_graph\pc\gigenpc\」フォルダ下にある「wingigen.exe」を任意のディレクトリにコピーします。
wingigen.exeのアイコンをダブルクリックして起動します。
このツールは2つのウィンドウからなっています。
一つは各種設定をする「メインウィンドウ」、もう一つは実行結果を表示する「サブウィンドウ」です。
「Path」フィールドに、目的のPVRファイルのあるディレクトリを指定します。
[DIR]ボタンを押すと、ディレクトリをブラウズしながら選択できます。
「Base」フィールドに、Global Indexの開始番号を指定できます。
たとえば、このフィールドに 10 と入力すると、このディレクトリ内のテクスチャには、 10、11、12… というようにGlobal Indexが割り当てられます。また、環境変数GIGEN_BASE_NOを指定していれば、このオプションを使用しなくても、その番号から開始します。
ラジオボタンで、実際にGlobal Indexを書き換えるか、情報を表示するのみかを選択できます。
Change Global Index | 指定ディレクトリ内で、全PVRファイルのGlobal Indexを書き換えます。 |
Information Only | 現状のGlobal Index情報を表示するのみです。 |
[OK]ボタンを押すと、処理を開始します。
[キャンセル]を押すと、GIGENアプリケーションを終了します。
SDK CD-ROMの「\dc_graph\pc\gigenpc\」フォルダ下にある「gigen.exe」を任意のディレクトリにコピーします。
# cd /tmp
# zcat /cdrom/dc_graph/sgi/ninjasgi0925.tar.gz | tar xvf -
# cd ninja
# Install
Installを実行すると、/usr/local/ninja/dsoにlibnjo.so、libsso.so、libtextool.soが、また、/usr/local/ninja/binに[gigen]が展開されます。
![]() 上記操作により[DscToNj],[gigen],[njaconv],[pvmconv],[pvrconv],[PvrResEdit]がインストールされます。従って、既にいずれかをインストールされている場合、この操作は必要ありません。 |
MS-DOSコマンドプロンプト、UNIXシェルからコマンド入力にて起動します。
gigen <対象ディレクトリ> [<オプションコマンド>]
※コマンドの書式について
[ ]で括られたコマンドは省略できます。
システム環境変数に、ツールのPathを設定した場合は、コマンド入力時にツールのパスを省略できます。(詳細はWindowsのマニュアルを参照してください。)
Global Indexの開始番号(Base No.)を指定します。
複数の開発者が同時に開発を進めるときに、各開発者が使用番号を決めるために利用できます。
環境変数GIGEN_BASE_NOを指定していれば、このオプションを使用しなくても、その番号から開始します。
実行中のファイルリストを表示します。
コマンド実行中に、各ファイルに割り振られた番号と、そのファイル名を表示するオプションです。(ハイフンの後に小文字の“エル”です。)
現状のGlobal Index情報を表示するのみです。
このオプションは他のオプションと併用することはできません。
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(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1999