4-2 メモリコントロールウィンドウ


このウィンドウには、メモリの内容が表示されます。メモリはカテゴリ別にタブページに分かれています。それぞれのページに表示されているメモリは編集対象となります。 //cap{T0002001//}

同期表示機能

ダンプ機能

Updateボタン

4-2-1 RAM#0, RAM#1

RAMはバンク0とバンク1に分かれています。バンク0はシステムBIOSが使用するシステム用の作業領域です。バンク1はユーザーのアプリケーションに開放された作業領域です。

メモリコントロールウィンドウの表示形式は、この2つのバンクともに共通です。また、各バンクの容量は256バイトです。

LC86シリーズCPUではRAMの先頭から16バイトは間接レジスタ領域に割り当てられています。パネルでは間接レジスタ領域を見やすい形式で、別表示しています。

RAMバンク0は、システムBIOSの作業領域と、スタック領域に割り当てられていますので、アプリケーションからはアクセスしないでください。

RAMバンク1の256バイトは、アプリケーションに開放されています。

メモリ使用率の計算方法について

4-2-2 FLASH#0

フラッシュメモリは、バンク0とバンク1に分かれています。容量はそれぞれ64Kバイトです。

フラッシュメモリバンク0はアプリケーションプログラム用です。ユーザーの作成したアプリケーションはこの領域に読み込まれます。フラッシュメモリのバンク1は、データ領域なので、プログラムを読み込むことはできません。

注意

フラッシュメモリのバンク1の内容を変更することはできません。

メモリパネルでは、一度に256バイトを表示します。

スクロールボタン

スライダ

ダイアル

表示開始アドレス

4-2-3 XRAM

XRAMはLCD用の画像メモリです。

XRAMは3バンクに分かれています。バンク0、バンク1はマトリクス用メモリで、バンク2がアイコン用メモリです。メモリコントロールウィンドウでは、バンク0、バンク1が表示されています。

LCDのビットイメージ表示

4-2-4 SFR

特殊機能レジスタを表示しますが、実際に実装されていない領域も表示しています。通常はデバイスが接続されていないところは0FFHとなっています。また、表示されているデータの編集は可能です。

注意

デバイスが接続されていないアドレスのデータを編集しても、実際には書き込みは行われません。

4-2-5 VTRBF

VTRBFはビジュアルメモリとDreamcastの通信用バッファメモリとして割り当てられています。ただし、このメモリはDreamcastとの通信を行っていないときには、ユーザーに開放された作業用RAMとして使用することができます。このメモリはSFRを介してアクセスし、CPUのメモリ空間にはデコードされていません。容量は512バイトで、アドレスは0000Hから01FFHとなっています。


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(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1998