6-5 外付けハードディスクドライブの使用
GD-Mの拡張ポートに外付けハードディスクドライブを接続することによって、次のようなメリットが得られます。
- 複数のプロジェクトの間の切り替えが容易になります。それぞれのプロジェクトが別々のハードディスクドライブ上にあれば、GD Workshopで使用するハードディスクドライブを指定するだけで、簡単にプロジェクを切り替えることができます。
- プロジェクトの持ち運びが可能になります。GD-Mを自動エミュレートに設定し、持ち運んで任意のコンピュータに接続してプロジェクトをテストすることができます。GD-Mを使用すると、このようにGD-Rを焼かなくても顧客の会社や事務所でプロジェクトのデモンストレーションが行えます。
- プロジェクトの容量を拡大できます。複数のGD-ROMを含むプロジェクトでは、GD-ROMのコンテンツを複数のハードディスクドライブに置き、GD Workshopで、現在の作業に使用しているハードディスクドライブを選択することができます。この場合、複数のGD-ROMのコンテンツを1つのハードディスクドライブに置くことは、ディスクに十分な空き容量があれば可能ですが、1枚のGD-ROMのコンテンツを複数のハードディスクドライブに分散して置くことはできません。GD-Mは1回につき1つのドライブ上のファイルからしかエミュレートできません。
6-5-1 ハードディスクドライブの切り替え
内蔵ハードディスクドライブと外付けハードディスクドライブを切り替えるには、[Configuration]メニューの[SCSI Bus...]をクリックします。開発システムに接続されているハードウェアの一覧が表示されます。使用するハードディスクドライブを選択し、[As Disk]をクリックします。[OK]ボタンをクリックしてGD-Mと開発用コンピュータの双方を再起動します。このダイアログボックスで設定を変更するまでは、選択したハードディスクドライブが、プロジェクトの構築やエミュレーションを行うドライブとして使用されます。
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