Dreamcastソフトウェア作成基準/Ver.2.00J

27.ビジュアルメモリ専用実行ファイル作成基準

ビジュアルメモリ専用実行ファイルも、Dreamcastのアプリケーション同様、23.倫理規定24.商標/著作権上の注意、を守って作成して下さい。

  

  

27.1 コントローラのボタン設定

■必須:Aボタンを「決定」ボタン(積極的な操作)として、Bボタンを「解除ボタン」(消極的な操作)として使用する。

  

□推奨:シューティングゲームにおけるため押しなど、特にその操作が特殊なものを除きボタンを離した時でなく、ボタンを押した時に効くように設定する。

  

 

27.2 タイトル表示(タイトルループ)

下記2件を持ってタイトル表示(またはタイトルループ)とみなします。

画面サイズ等から、同一画面にその表示を行わなくともかまいませんが、その場合上記2件の表示を行ってください。また自動的にサスペンドされるため、特にタイトルループである必要はありません。

 

■必須:著作権表示を行っている。

6.2 著作権表示24.商標/著作権上の注意を守って作成して下さい。
   

(セガブランドのみ)正式な物は

「(C)△SEGA△ENTERPRISES,△LTD.,△1999」
△=スペース
「(C)[正式会社名][第一発行年]」

であるが、ビジュアルメモリーに関してはハード上の問題から表示が困難な時には

「(C)△SEGA△1999」
△=スペース

を使用します。

   

■必須:タイトル画面を用意し表示している。

 

  

27.3 ゲームスタート

■必須:『Aボタン』『Bボタン』の同時押しのみで、27.2のタイトル表示(タイトルループ)から、メインゲームへ移る。(ゲームがスタートする)

 

■必須:タイトル画面において、「PRESS A+B」と表示する。 

  

 

27.4 ビジュアルメモリ専用実行ファイルのビジュアルコメント

■必須:実行ファイルでのビジュアルコメントの自己書換は行わない。

一番小さいビジュアルコメントデータでも5ブロック弱使用するため、実行ファイルがビジュアルメモリ単体で書き換えを行うと、長時間フリーズする/電力消費が非常に多くなると思われ、その結果として正常に書き換えが終了するかどうか保証できないと思われるためです。

  

 

27.5 電源が不足してきた時の処理

■必須:低電圧割り込みが入った場合は、アプリケーション内にてデータの保存や処理中の動作を完了次第、直ちに「デンチヲコウカンシテクダサイ」等の警告表示を行い、以後モードボタン以外ののキー入力を一切受け付けないようにする。

注意:「あつめてゴジラ」ではボタンを押すと以後もゲームが続けられるようになっていますが、データSAVE中に電池寿命が来たら最悪フラッシュメモリーのデータが破壊されます。アプリが低電圧検出をしたら、データ保護の為に以後の動作では、モードボタン以外は受け付けないようにしてください。

  

 

27.6 ビジュアルメモリ専用実行ファイルのファイル名の登録

注意:ビジュアルメモリ専用実行ファイルのファイル名も、Dreamcastアプリケーションのセーブファイルと同じく、必ず登録を行ってください。(開発企画部・ソフト推進部あて専用書類にて提出)

実行ファイルのファイル名・アイコン等の書式は、通常のセーブファイルのものと同一です。15.1 セーブファイルを参照してください。

  

■必須:単体アプリケーションのファイル名12文字のうち、最後の3文字は「_VM」とすること。

 

 

27.7 ビジュアルメモリとビジュアルメモリの接続

27.7.1 接続前

□推奨:ビジュアルメモリとビジュアルメモリを実行アプリケーション中で接続する場合、「接続待機中」等、接続を待っていることをユーザーに示す警告を画面表示してください。

 

□推奨:上記「接続待機中」と表示しユーザーによる接続を待っている場合、一定時間経過またはBボタンでその直前のメニューにもどることが可能なようにしてください。

   

  

27.7.2 接続時

□推奨:接続中は、「データ交換中」等現在接続によるデータ交換を行っていることを示す警告を画面表示してください。

   

  

27.7.3 接続終了

□推奨:接続終了時には、「切り離してください」等接続が終了し、ビジュアルメモリの切り離しが可能になったことを示す警告を画面表示してください。

   

  

27.7.4 常時接続の禁止

□推奨:データ交換のための接続は必要最低限のものとし、交換終了後はただちにビジュアルメモリを切り離すことが可能な仕様としてください。

   

  

27.8 ビジュアルメモリと本体コントローラの接続

□推奨:ゲームモード(ビジュアルメモリでのゲーム実行中)において、本体コントローラにビジュアルメモリが挿された場合は、ソフトウェア側でのモード切り替えを行って、メモリーカードとして使用できるように処理してください。

なお、安全のため、ビジュアルメモリの取扱説明書には、「時計モードまたはファイルモードに切り替えて接続してください。」との記述を残しておくとのことです。

 

 

27.9 ビジュアルメモリ専用実行ファイルへの書き込み禁止事項

セキュリティ上の問題から、VM(ビジュアルメモリ)専用アプリケーション内や、SAVEデータ内などに、Dreamcastのプログラム実行コードの書き込みを禁止しています。21.2 書き込みエリアに関する禁止事項を参照して下さい

  


               
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