Shinobiライブラリ - メモリーカード関数

buSaveFile

ファイルのセーブ

書式

Sint32 buSaveFile( drive, *fname, *buf, nblock, *time, flag ) 
Sint32 drive 
const char *fname 
const void *buf 
Uint32 nblock 
const BUS_TIME *time 
Sint32 flag 

引数

drive   拡張ソケットの番号
*fname   ファイル名
*buf   読み込みアドレス
nblock   読み込むブロック数
*time   タイムスタンプ
flag   フラグ

戻り値

BUD_ERR_OK   処理要求を受けつけた
BUD_ERR_BUSY   処理中のため要求を受けつけられなかった

解説

指定した拡張ソケットに挿入されているメモリーカードにファイルをセーブします。

拡張ソケットの番号driveには次の値が指定できます。

 BUD_DRIVE_A1   ポートAの拡張ソケット1 
 BUD_DRIVE_A2   ポートAの拡張ソケット2 
 BUD_DRIVE_B1   ポートBの拡張ソケット1 
 BUD_DRIVE_B2   ポートBの拡張ソケット2 
 BUD_DRIVE_C1   ポートCの拡張ソケット1 
 BUD_DRIVE_C2   ポートCの拡張ソケット2 
 BUD_DRIVE_D1   ポートDの拡張ソケット1 
 BUD_DRIVE_D2   ポートDの拡張ソケット2 

通常のアプリケーションであればこの関数でファイルをまるごとセーブします。 同名のファイルがある場合、古いファイルは消去されます。 ただし同名のファイルが実行ファイルであった場合は、エラーとなります。 また、読み込むアドレス*bufには必ず 4バイトバウンダリでアドレスを与えるようにしてください。

フラグflagにはファイルの属性を指定します。

 BUD_FLAG_VERIFY   ベリファイあり 
 BUD_FLAG_COPY(n)   コピーフラグ(nはコピーフラグ値) 


用例

Sint32 ret;
Sint32 blocks, flag;
BUS_TIME time;
SYS_RTC_DATE rtc;

/* セーブするデータ(512*10バイト) */
extern char SaveData[];
	:
/* ファイルサイズは10ブロック */
blocks = 10;

/* ベリファイを行う | コピーフラグを00Hに設定する */
flag = BUD_FLAG_VERIFY | BUD_FLAG_COPY(0x00);

syRtcGetDate( &rtc );

/* タイムスタンプの設定 */
time = ( BUS_TIME )rtc;
ret = buSaveFile(BUD_DRIVE_A1, "SAVEDATA",
		SaveData, blocks, &time, flag);
if (ret == BUD_ERR_OK) {
	/* セーブリクエストに成功した */
} else {
	/* セーブリクエストに失敗した(BUSY) */
}
	:

備考

ベリファイエラーが発生した場合でも、ファイルはセーブされています。

buStat関数によるこの関数の完了ステータスは

 BUD_ERR_OK   正常終了 
 BUD_ERR_NO_DISK   メモリーカードがない 
 BUD_ERR_UNFORMAT   フォーマットされていない 
 BUD_ERR_FILE_NOT_FOUND   ファイルがない 
 BUD_ERR_CANNOT_OPEN   ファイルが開けない 

セーブには、(セーブブロック数×5 Int)の時間を必要とします(他の拡張ソケットの状態等によっては、多少時間は変動します)。


buSaveFile
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