第7章 メモリ空間 |
システムBIOSは、次のメモリを利用します。
システムBIOSは、その処理用にRAMのバンク0を使用します。
また、スタック領域としてRAMバンク0の080H〜0FFHまでを使用します。
RAMバンク0は、アプリケーションからアクセスしてはなりません。ただし、内蔵時計の読み出しと、低電圧自動検出フラグのみは、アプリケーションからアクセス可能です。
バンク0の80H〜0FFHまでのスタック領域もアプリケーションからアクセス可能ですが、不用意にスタックを壊さないように注意してください。
RAMバンク1は、アプリケーション用に256バイト解放されています。
RAMの上位に位置し、100H〜17FHまでを特殊機能レジスタと呼びます。
ここには、CPUのレジスタをはじめ、各種周辺デバイスの制御レジスタなどが割り当てられています。
Dreamcastとの接続中は、512バイトの通信用バッファとしてシステムBIOSが利用します。単体動作時は、アプリケーションの作業用RAMとして利用できます。
ただし、SFRを介して1バイト単位でのみアクセス可能です。
液晶ディスプレイ表示用のRAMです。通常のコンピュータのビデオRAMに相当します。
XRAMは3バンクで構成され、バンク0,1はドットマトリクス用でアプリケーションからの利用が可能です。バンク2は、ビジュアルメモリのモードアイコン表示用でアプリケーションからのアクセスはできません。
[←] | [INDEX] | [→] |
(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1999