第5部 EVA toHEX編

ここでは、リンカによって出力されたEVA形式のファイルをビジュアルメモリやビジュアルメモリシミュレータに読み込ませるHEX形式のファイルに変換する“E2H86K.EXE”のコマンドラインオプションや、エラーメッセージなどについてを説明します。

ビジュアルメモリの実機へ転送するファイルは、いったんHEXファイルを作成した後、H2BIN.EXEを利用してBIN形式のファイルを作成してください。

第15章 プログラムの起動

E2H86Kを使いEVA形式ファイルをHEX形式ファイルに変換すると、拡張子が“.HEX”と“.H00”というファイルが出力されます。

拡張子“.HEX”のファイルは、フラッシュメモリ64Kバイト分のHEX形式のファイルです。プログラムで利用していない領域は、すべて00Hで埋められます。このファイルは特に必要はありません。

拡張子“.H00”のファイルは、プログラムの実体部分のみのHEX形式のファイルです。このファイルは、ビジュアルメモリシミュレータに読み込ませたり、H2BIN.EXEを利用してビジュアルメモリの実機に読み込ませるBIN形式ファイルを作成するのに必要になります。


15-1 ファイル名の指定


E2H86Kをコマンドライン上で指定するファイル名には、大文字と小文字をどのように組み合わせて使用してもかまいません。たとえば、次の3種類のファイル名は同等のものとしてあつかわれます。

 sample.eva

 SAmplE.EVA

 SAMPLE.EVA

また、ファイル名を拡張子なしで指定する場合、E2H86Kは次のデフォルトのファイル名拡張子を使用します。
00180.gif


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