CodeScapeの実行方法を指定するには、コマンドラインのオプションを使用します。たとえば、CodeScapeはCodewrightエディタなどのアプリケーションやバッチファイルから起動できます。
8-1 コマンドラインからのCodeScapeの起動
コマンドラインからCodeScapeを起動するには、CodeScapeと入力し、その後にオプションのスイッチを入力します。スイッチは必ずスペースで区切りますが、スイッチの引数の中でスペースを使用してはいけません。
コマンドライン構文は次の通りです。
コマンドラインスイッチ
[−|/]?
[−|/]nologo
スプラッシュ スクリーン(splash screen)を表示せずにCodeScapeを実行。
[−I/] c
Crosslib Verboseモード。このスイッチはFileserverライブラリ (LIBCROSS.A)のコマンドを実行するに従い、付加的な情報を[Log]ウインドウに表示します。
[−|/]i=Session
Project Info.を使用。このスイッチは、SessionFileによって指定されたセッションファイルを使用してCodeScapeを起動します。このセッションファイルにはDev.Boxへの接続方法、各Dev.Boxに使用するオブジェクトファイル、更新レート、ブレークポイント、ウォッチ式、ログ式、ウインドウの位置が含まれます。セッションファイルにメモリ範囲が指定されない場合、CodeScapeはDEFAULT.SSNの中からそれを探します。
[−|/]t#p#[b][n]、[ProgramFile]
このスイッチを使用して、使用するDev.Box(t#)とプロセッサ(p#)、ロードするプログラムファイルを指定します。プロセッサはプロセッサID # (0-7)により識別されます。ここで1=Master、2=Slaveです。プログラムファイルはProgramFileで指定します。このスイッチを使用してDev.Boxのオブジェクトファイルを指定すると、セッションファイルでの指定が無視されます。
コマンドはオブジェクトファイル(b)からバイナリをロードし、デバッグ情報を抑止(n)します。
nコマンドにはコードやシンボルは不要です。bコマンドなしでnコマンドを使用すると、無視されます。
|
CodeScapeが使用するファイル
コマンドラインの使用例
例1
CodeScapeを起動してセッションファイルSESSION.SSNに含まれる情報にしたがってデバッグセッションを回復するには、次のように入力します。
codescape -i =session
例2
この例はCodeScapeを起動してデバッグセッションを回復します。ファイルTEST.COFからのバイナリ(...b...)はDev.Box7 (−t7...:test)にダウンロードされますが、シンボリック情報はロードされません(...n...)。
codescape / t7p1bn:test
例3
nコマンドにはコードやシンボルは不要です。nコマンドをbコマンドなしで使用すると無視されます。次の例ではCodeScapeは起動されません。
codescape - t1p1n:test
(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1998