3-2 システムBIOSの読み込み


起動直後のビジュアルメモリシミュレータは、システムROM領域が初期化された状態です。ユーザーの開発したアプリケーションはシステムBIOSから呼び出されるため、始めにシステムBIOSを読み込む必要があります。

  1. ビジュアルメモリシミュレータの [ファイル] メニュー − [システムファイルを開く] を選択します。
  2. 読み込むシステムBIOSのファイル(SBFファイル)を選択します。
  3. [開く]ボタンをクリックします。読み込まれる領域は内部のシステムROM領域です。

“FBIOS.SBF” はフルサイズBIOSと呼び、ビジュアルメモリが起動されたときにシステムを管理するプログラムです。“QBIOS.SBF” はクイックスタートBIOSと呼び、ビジュアルメモリのリセット時に要求される時計の設定をスキップできるBIOSです。

アプリケーションは、このBIOSからの呼び出されて起動します。システムBIOSの読み込みはビジュアルメモリシミュレータの起動時に自動的に行うように環境設定ウィンドウで行うことが可能です。詳しい設定方法については「4.9 環境設定ウィンドウ」の[起動設定]−[Load System File]を参照してください。

注意

クイックスタートBIOSは起動時の時計設定がスキップされることを除き、フルサイズBIOSとまったく同等の機能を実装しています。


[]   [INDEX]   []

(C)SEGA ENTERPRISES, LTD., 1998