第7章 警告メッセージ |
アプリケーションの実行時に表示される警告メッセージについて説明します。
環境パネルで、Stack Guard機能を有効にした場合、スタックポインタが範囲外になると表示されます。
特殊機能レジスタに対し不正なアクセスした場合に表示されます。
不正なアクセスとは、ユーザーに許可されていない方法で特殊機能レジスタをアクセスした場合です。たとえば、ビットアクセスは許可されているがバイトアクセスは許可されていないようなケースや、読み出しは許可されているが、書き込みは許可されていないようなケースで表示されます。
LDC命令を実行したときに参照されるアドレスが、アプリケーションの読み込みアドレス範囲を越えている場合に表示されます。
水晶発振で動作中は、XRAMへの書き込みができません。XRAMへの書き込み中はRC発振で動作するようにプログラムを修正してください。なお、シミュレータレベルでは書き込みを行いますが、水晶発振で動作中にXRAMに書き込みを行った場合表示されます。
XRAMの実装されていないメモリ領域をアクセスした場合に表示されます。XRAM空間は180Hから1FFHまでですが、そのすべてにメモリが実装されているわけではありません。アドレス下位4ビットが0CHから0FHまでが未実装領域です。
ただし、XRAMバンク2に実装されているメモリは、180H〜185Hまでです。
XRAMのバンク指定はXBNKレジスタで行います。バンク番号は2ビットのバイナリで指定しますが、本来存在しないバンク3の値を書き込むことができます。この場合シミュレートはバンク0に切り替えて、このメッセージを表示します。
液晶の表示アドレス開始レジスタで、設定不可になっている値を書き込んだときに表示されます。
SIOはポート1を介して入出力を行います。ポート1の各ビットがSIOを使用するように設定されていないときに表示されます。