第5章 ネットワーク |
ビジュアルメモリはシリアルインターフェイス(SIO)を介して、2台を接続することができます。これと等価な動作を行うため、ビジュアルメモリシミュレータではTCP通信によるシミュレータ間の接続を行います。
仮想CPUからはSIOの各種レジスタしか見えませんが、転送要求にしたがってネットワークを経由し、他方のビジュアルメモリシミュレータのSIOにデータを渡します。
ネットワークの制御はネットワークモニタウィンドウによって行います。2つのビジュアルメモリシミュレータの片方をクライアント、他方をサーバーとして設定します。ネットワークの接続は自動的には行われませんので、必ずネットワークモニタウィンドウを使用して事前に接続を完了しておきます。
クライアントとサーバーは接続のために必要な形態です。どちらをサーバーもしくはクライアントにしてもかまいませんが、両方ともサーバー、あるいはクライアントに指定することはできません。
クライアントにするシミュレータのネットワークモニタウィンドウで、PCの名前、もしくはIPアドレスをリモートホスト名に入力します。サーバー側のシミュレータを待機状態にして、クライアント側から接続します。
どちらかのPCをサーバーに設定し、待機状態にします。クライアント側は、リモートホスト名にサーバーのPCの名前もしくはIPアドレスを入力し接続します。