Kamui2 Library - グローバル設定関数

kmSetAutoSortMode

半透明ポリゴンのオートソートモードのON/OFF

書式

KMSTATUS kmSetAutoSortMode( bEnable )
KMBOOLEAN bEnable

引数

bEnable   (入力)フラグ

戻り値

KMSTATUS_SUCCESS   成功

解説

半透明ポリゴンのオートソートモードのON/OFFを指定します。

引数 bEnableには次の値を指定します。
 定義   意味 
 TRUE   オートソートモードを設定 
 FALSE   ソフトウェアによるソーティングをエミュレーション 

半透明ポリゴンの描画には"Auto-sort mode"と"Pre-sort mode"の2種類があり、 この関数を用いてシーン単位で切り替えることができます。

■ Auto-sort mode(オートソートモード)

半透明ポリゴンの描画で、ハードウェアが自動的にピクセル単位でのポリゴンソートを行い、Kamui に登録された順序に関係なくZ座標が小さい(奥にある)ピクセルから順番に描画します。 この場合、半透明ポリゴン同士が交差しているような場合のαブレンディングも正しく行われます。 そのかわり半透明ポリゴンの重なりが多い場合には処理速度が低下します。 なお、Auto-sort modeではVERTEXCONTEXTのDepthModeメンバは無視され、常にKM_GREATEREQUALでZ座標が比較されます。 またZ座標が全く同じであった場合には、Kamui に登録された順番に描画します。

■ Pre-sort mode(プリソートモード)

Kamuiに登録された順にポリゴンの描画を行います。 従ってアプリケーション側でポリゴンをZ座標に従ってソートしておく必要があります。 また、半透明ポリゴン同士がが交差しているような場合のαブレンディングは正しく行われません。 ただし、Auto-sort modeと比較して処理が高速なので、2Dスプライトなど、 アプリケーション側でのZソートが容易な場合は、Pre-sort modeをご使用ください。


kmSetAutoSortMode
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