Sound Library - MIDIモジュールコントロール関数

sdMidiSetReleaseMode

MIDIポートの音声の再生停止(もしくは一時停止)時のリリースの設定

書式

SDE_ERR sdMidiSetReleaseMode( handle, release_mode )
SDMIDI handle
SDE_PORT_RELEASE_MODE release_mode

引数

handle   MIDIポートのハンドル
release_mode   設定するリリースモード

戻り値

SDE_ERR_NOTHING   エラーなし
SDE_ERR_NO_INIT   Sound Library が初期化されていない
SDE_ERR_HOST_CMD_BUF_NO_ENOUGH   ホストコマンドのバッファが不足
SDE_ERR_PRM_ILLEGALE_VALUE   引数が正常な値の範囲外

解説

sdMidiSeqPause()関数sdMidiSeqStop()関数を使用してMIDI Sequence Dataの再生停止(sdMidiSeqPause()関数の場合は一時停止)を行う時、 発音中の音のリリース(余韻)を有効にするかどうかを指定します。

以下の値を設定することができます。

 定義   意味 
 SDE_PORT_RELEASE_MODE_ENABLE   リリースを有効にする 
 SDE_PORT_RELEASE_MODE_DISABLE   リリースを無効にする 


備考

MIDIポートを用いて曲・SEを再生し、停止してからサウンドメモリの内容を書き換える時(例えばMulti Unit Fileのダウンロードなど)音色のリリースが有効になっていると再生中の音色内容をダウンロードにて書き換えてしまい、ノイズになる可能性があります。

このような場合、sdMidiSetRelaseMode()関数を利用していったんMIDI Sequence Dataの再生停止時のリリースを無効にしておくとノイズが出なくなります。

定期的なタイミングで行うアプリケーションで用意したサーバ関数などで、V同期で変化のない値を毎回設定し続けることは効率的なHost Command Bufferの利用方法でないばかりか、Sound Driverの負荷を増やす原因になります。 なるべく行わないでください。


参照

sdMidiSeqStop()
 MIDI Sequence Dataの再生の停止
sdMidiSeqPause()
 MIDI Sequence Dataの再生の一時停止

sdMidiSetReleaseMode
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