Dreamcast Software Development Standards Version 2.31J

9. オプション設定

□推奨: オプション設定を行えるようにすること。

レースゲームやアクションゲームなどの場合はスタート時にオプション設定の画面を選択できるようにし、RPGやアドベンチャーなどのプレイ中に設定を変更したいと思われるアプリケーションではアプリケーションスタート後でも設定可能にするといいでしょう。


9.1. オプション項目

○用例: アーケードゲームからの移植などの場合以下のオプション項目を参考としてください。

□推奨: オプション項目には紛らわしい用語は用いないこと。

例えば「デフォルト」はほとんどのプレーヤーには未知の言葉です。 「リセット」はソフトウェアリセットと混同しやすいため単独での使用は控えるべきです。

■必須: オプション設定を用意するアプリケーションは、 ステレオとモノラルの音声切換の設定を入れること。

これは、モノラル音声のTVでプレイするプレーヤーの存在を考慮する必要があるためです。


9.2. オプション設定内容のセーブ

□推奨: オプション設定を行えるアプリケーションは、ステレオ・モノラル音声出力設定以外の設定内容を記録デバイスにセーブすること。

■必須: オプション設定を行えるアプリケーションは、ステレオ・モノラル音声出力設定は記録デバイスにセーブしないこと。

同じセーブデータで別々のドリームキャストでプレイすることを考慮し、ステレオ・モノラル音声出力設定はそれぞれの本体メモリに保存しています。

■必須: オプション設定のセーブを行わない場合でも、「ソフトウェアリセット」後の「ドリームキャスト起動直後のメインメニュー」に戻らない限り、「オプション設定」の内容を保持していること。


9.3. ステレオ・モノラル音声出力設定

3.1 アプリケーション起動直後の音声出力設定」にあるように、 その初期値を本体メモリの設定値に合わせてください。

■必須: アプリケーションのオプション設定でステレオ・モノラル音声出力設定を変更した場合は、本体メモリの内容もそれに合わせて変更すること。

■必須: オプション設定で行ったステレオ・モノラル音声出力設定を本体メモリにセットするときは、オプション設定画面から他の画面に移るときに行うこと。

技術的な理由で、選択されているメニュー項目の変更が行われるたびにセットするような設計にはしないでください。


9.4. オプション設定画面からの復帰

□推奨: オプション設定画面から、「EXIT」(もしくはオプション設定を終了することを示唆するメニュー項目)を選択実行したか「スタートボタン」を任意の位置で押した場合、「タイトルループ」内に進行するのではなく、スタート時に選択させた「メニュー」に制御を移すこと。


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