Dreamcast Software Development Standards Version 2.31J

12. ポーズ

■必須: 例外規定を除き、ポーズ機能を有効にすること。

■例外: 以下の項目に該当する場合はポーズを有効にする必要はない。


12.1. ポーズの操作

■必須: ポーズのオン・オフの切り替えは、「スタートボタン」で行うこと。

□推奨: プレーヤー1人につき1つのコントローラデバイスを使用し、2人以上の同時プレイの場合、 どのポートからでもポーズのオン・オフができるようにすること。

この場合ポーズをオンにしたポートからしかオフにできないようにする設定と、どのポートからでもオフにできるようにする設定があります。


12.2. ポーズ時の表示

■必須: 例外事項を除き、ポーズ時(ポーズがオンの時)は、その状態であることを何らかの表示で示すこと。

ソフトウェアやハードウェアの異常と区別するためです。 前記の「ポーズをオンにしたポートからしかオフにできないようにする設定」の場合、 どのポートからポーズをオンにされたかを表示するとよいでしょう。

■例外: 「12.6 ポーズ時の表示の例外」の条件に合致する場合


12.3. ポーズ時のスクリーンセーバーの起動

■必須: ポーズ時、輝度 75%以上(0xC0)の白色表示が占有面積画面の 2/3以上にわたって300秒以上表示される場合、スクリーンセーバーを起動すること。

10.6 白色の長時間表示」を参照してください。


12.4. ポーズの制限

■必須: ロゴ表示画面、タイトル画面、 デモシーン、何も表示してない画面の時にはポーズをオンにしてはならない。


12.5. ポーズ時のサウンド出力

□推奨: ポーズ時はサウンド出力はしないこと。

作成基準 Ver.1.0Jでは、「 BGMがポーズにより途切れた場合、DA、ADPCM、ADXの再生など、原理的に不可能な場合を除いて、 解除後は途切れた所から継続させてください。」 との規定がありましたが、作成基準 Ver.2.0J以降では規定していません。


12.6. ポーズ時の表示の例外

■例外: 以下の条件を満たす場合は、「12.2 ポーズ時の表示」においての表記を行わなくてもよい。


12.7. ポーズ画面の処理

ポーズ画面に他のオプションメニューを用意し、その後の展開をプレーヤーに選択させる操作を行わせることも可能です。 例えば、レースゲームにおいてポーズ画面に、「コースのリトライ」「リタイア」「ポーズ解除」のメニューを用意し、 「スタートボタン」はポーズのオン・オフに用い、同時にメニュー項目は「方向ボタン」で選択でき、 「Aボタン」で実行可能とすることです。


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