Sound Library - MIDIモジュールコントロール関数

sdMidiSetGmMode

MIDIポートのGMモードの設定

書式

SDE_ERR sdMidiSetGmMode( handle, mode )
SDMIDI handle
const SDE_MIDI_GM_MODE mode

引数

handle   MIDIポートのハンドル
mode   設定するモード

戻り値

SDE_ERR_NOTHING   エラーなし
SDE_ERR_NO_INIT   Sound Library が初期化されていない
SDE_ERR_HOST_CMD_BUF_NO_ENOUGH   ホストコマンドのバッファが不足
SDE_ERR_PRM_ILLEGALE_VALUE   引数が正常な値の範囲外

解説

MIDIポートのGMモードの設定を行います。

引数 mode には、下記の値が指定できます。

 定義   意味 
 SDE_MIDI_GM_MODE_ON   MIDIポートをGMモードに設定 
 SDE_MIDI_GM_MODE_OFF   MIDIポートを非GMモード(通常モード)に設定 


用例

SDMIDI	gMidiHandle;

UserInit()
{

	sdMidiOpen( &gMidiHandle);
	/* gMidiHandleのポートをGM音源の設定にする */
	sdMidiSetGmMode( gMidiHandle, SDE_MIDI_GM_MODE_ON);
}

備考

GM音源の設定はポートごとに独立して行うことが可能です。 GM音源モードにするとMIDIチャンネルの(0からかぞえて)9番がドラムモードになります。

MIDIポートのGM音源モードの設定は、サウンドクリエーターによってMIDI Sequence Dataの中に設定されている場合もあります。 もし意図した通りにGMモードが設定されない場合はMIDI Sequence Dataの内容を確認するか、サウンドクリエーターに問い合わせてください。

実際には音源の動作としてGM音源互換になるだけなので、GM音源用に作成されたMIDI Sequence Dataなどを再生したい場合はGM音源の音色セットを使用する必要があります。 GM音源の音色セットはサウンドクリエーターから入手して下さい。

定期的なタイミングで行うアプリケーションで用意したサーバ関数などで、V同期で変化のない値を毎回設定し続けることは効率的なHost Command Bufferの利用方法でないばかりか、Sound Driverの負荷を増やす原因になります。 なるべく行わないでください。


sdMidiSetGmMode
COPYRIGHT © SEGA ENTERPRISES, LTD., 1998-2000