■必須: 画面モードが 640×480の場合は上下32ピクセル、320×240の場合は上下16ピクセル、画面端には重要な表示を行わないこと。また、両モードとも左右 8ピクセル画面端には重要な表示を行わないこと。
表示するTVモニターによって表示範囲が狭いものがあることを考慮し、 いくつかのTVモニターで正しく見えるかどうかチェックしてください。
□推奨: 「オプション設定」で、画面表示位置を上下左右に移動調節できるようにすること。
□推奨: カタカナで表記する外来語は統一すること。
□推奨: 同一の名称を別の意味で使用しないこと。
□推奨: アプリケーションを通して使用する「漢字の難しさ」を一定にすること。
当用漢字、常用漢字、JIS第1水準、小学校までで習う漢字、中学校までで習う漢字など基準を設けることをお勧めします。
http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se009397.html
などに「WX2」用小学校用辞書があります(2000年3月時点)。 アプリケーション作成の文書作成担当者がこのような基準を使用することで、「漢字の難しさ」が一定なアプリケーション制作が可能になります。
□推奨: 台詞の音声出力を行うアプリケーションで、その音声出力の情報なしでは進行不可能な場合、その内容を文字で表示すること。
アプリケーションの性質上文字表示ができない場合は、そのパッケージまたは説明書にその旨を表記してください。
○用例: 「聴覚が不自由な方には、本ゲームのプレイは困難です。」
■必須: 例外規定を除き、画面は最低値の輝度(黒)から最高値の輝度(白)に急激に変化させないこと。
■例外: ガンデバイス使用時の画面フラッシュ
■必須: 以下の条件をすべて満たす表示は行わないこと。
ドリームキャストの映像出力は一時的に輝く白色が表示可能なように設定されています(※1)ので、 輝度 75%(0xC0)以上の値(白色に限らず、黄色などでも)で NTSCまたは、PALテレビに長時間表示を行うと、画面に画像が焼き付くおそれがあります。 短時間または狭い面積であれば、輝度100%(0xFF)の表示を行ってもハードウェアには問題ありません。
比較的動きの少ない場面の多いウォーシミュレーションゲームなどのアプリケーションでは、 画面の広い範囲に、輝度 75%(0xC0)を越える値で表示しないでください。 ドリームキャスト起動時のロゴ表示画面でも背景表示の白色75%で行っています。
ガンデバイス使用時の画面フラッシュに使用する白色の標準的な輝度は、0x90、VGAモニタの場合は 0xC0です。 画面フラッシュに使用する白色の明るさは、ガンデバイスの性能と目への負担に密接な関係があります。 目への負担を軽減しようとした場合、フラッシュの輝度を落とせば良いのですが、 ガンデバイスの検出可能な距離が短くなります。 この度合いは使用するモニタのメーカー、機種によって異なりますが、傾向としてTVよりもVGAモニタの方が輝度低くなります。 以上のことを考慮した標準的なフラッシュ時の輝度が上記の値になります。
※1:サターンでは 700mV程度であったものが、ドリームキャストでは 800mV程度になっています。
□推奨: 以下の条件を満たす場合、スクリーンセーバーの起動を行うこと
※2:「表示色を制限できない」理由としては、ブラウザで任意のページを閲覧する場合やプレーヤーの設定で任意の色に設定可能な場合などがあげられます。
「12.3 ポーズ時のスクリーンセーバーの起動」を参照してください。